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【株式・大引け】4日ぶり反発、大幅高で「大陽線」を示現

 27日後場の東京株式市場は、前日の米国株高を受け好調だった前場の勢いを維持し大引けでも4日ぶりに反発。日足チャートは長い白ローソクの「大陽線」を示現して終わった。日経平均株価は前日比390円42銭高の1万5947円87銭、TOPIXは同41.63ポイント高い1591.04で引けた。昨日発足した安倍政権への高評価も相場を後押ししたようだ。日経平均が1万5900円台に乗せたのは9月14日以来、8営業日ぶり。直近高値1万6385円から昨日までの下落幅828円に対する自律反発の心理的メドといわれる38%戻しの1万5873円を大幅にクリアしたことで、マーケットでは上昇相場への復帰に期待が膨らんでいる。  東証1部の出来高概算は15億3943万株、売買代金は2兆0525億円だった。業種別に見ても水産を除いた32業種が上昇。中でも上昇率が大きかったのは石油、銀行、機械、証券、その他金融などだった。尾身幸次・財務大臣が減価償却制度の見直しに言及したことで、恩恵が大きいとの連想から機械以外にも輸出関連銘柄も大きく上昇した。  大陽線の背景には、今日の相場が現物より高い先物指数の上昇を追いかける形の「順ざや」だったこともある。また、前日の米国株はNYダウ平均、S&P500指数がそろって年初来高値を更新。利上げの打ち止め感や景気がソフトランディングする確度が高まったとの判断から、世界景気全般への安心感が広がり、アジアなど諸外国の株価指数も軒並み好調だった。  市場では「4月に日経平均が年初来高値をつけていた時期に信用買いしたため含み損を抱えてしまった個人投資家も、10月初旬までには期日を迎えることが多く、その処理が済めば再び市場に参加してくる可能性がある」(中堅証券アナリスト)との見方があった。「2003年以降は、9月末と12月末の比較では毎年株価が上昇している」(大手証券)との経験則もあり、明日以降の1万6000円台への早期復活に期待する声が多かった。

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