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【株式・大引け】先高期待広がり4日続伸、1万6000円台を固める展開

 2日午後の東京株式市場は、高値引けで終えた前場に続き、後場の寄り付きは先物にまとまった買いが断続的に入り相場を押し上げる展開となった。大引けの日経平均株価は先週末終値比126円71銭高の1万6254円29銭と4日続伸。当面の目安とされてきた9月6日のザラ場での安値1万6245円を超えた。TOPIXも先週末終値比14.39ポイント高の1625.12とこちらも4連騰だった。  中間決算を通過しディーラー筋が動きやすくなったこと、今朝発表の日銀短観が市場予想をやや上回る数字で今後の中間業績発表での上方修正期待が広がっていること、米国の住宅関連の指数が好転し米国景気の先行き悲観論が後退したことなどがプラス材料となっている。とくに「日本株は出遅れている」とする見方から押し目買い機運が高まっている。  業種別に見ると、33業種中29業種が上昇。設備投資を含め景気先行きに対する安心感が広がったことに加え、円安の進行も加わり、自動車、精密、機械、建設機械、ゴム、倉庫運輸、不動産など幅広い業種で買われている。逆に売られたのは、消費者金融などのその他金融、証券先物、空運、鉱業だった。東証1部の出来高は概算16億0640万株、売買代金は2兆2543億円。先週の平均出来高が14.19億株であったことを考えると市場エネルギーが着実に増している。今後は国内の景気動向指数、武藤日銀副総裁の会見などへの注目とともに、米国では10月10日以降にアルコアなどの四半期業績発表がスタートする。  当面は9月5日の終値1万6385円96銭が目標となるが、先高期待もあり、テクニカル的なフシの一つである1万6700円辺りを試す展開となりそう。ただし、短期的には高値警戒感による調整と4月高値の信用決済期日到来での下押しに注意が必要だ。

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