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【株式・大引け】8月機械受注に失望感広がり失速、小幅反発にとどまる

 10日午後の東京株式市場では、日経平均株価がほぼ前引け水準で寄り付いた後、先物に先導され徐々に上昇幅を拡大。北朝鮮の核実験で前日下落した主要アジア株の反発も買い安心感を広げ、一時は前週末終値比184円高の1万6620円とザラ場では5月12日以来の1万6600円台を回復した。しかし、2時発表の8月機械受注が前月比6.7%増と市場予想の中心値(11.4%増)を大きく下回ると、失望売りや利益確定売りが出て急失速。結局、大引けの日経平均は41円19銭高の1万6477円25銭と1万6500円台も割り込んで小反発で終了。TOPIXも0.62ポイント高の1634.83と、3日続伸ながら、ほぼ横ばいで引けた。  全体として新興株市場が振るわず、業績順調な大型株に資金をシフトする動きが目立った。防衛関連としては重工大手のほか石川製作所が9円高の173円と買われた。東証33業種では、上昇が16、下落が17業種。鉱業、石油石炭などの資源株や好取り組みの医薬品が買われた反面、その他金融、小売り、サービスなどが売られた。  東証1部の出来高は概算16億8962万株、売買代金は2兆4801億円。先週の1日平均の出来高(16億8700万株)と売買代金(2兆4153億円)をわずかにクリアし、先週からの回復傾向継続に若干の期待を持たせた。ただ8月機械受注の低調で盛り上がりを欠く滑り出しとなり、先行きはやや不透明。明日以降、米国8月貿易収支(12日)、同9月小売り売り上げ(13日)、週末のオプションSQなどが注目されるが、北朝鮮を巡る制裁論議の動向にも目配りが必要という、微妙な判断を求められる週となりそうだ。

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