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【株式・前引け】先物先行で日経平均、TOPIXともに続伸

 23日の東京市場の前場は、先物の大口の買いが主導する形で小幅ながら続伸、日経平均株価は前日比99円48銭高の1万6751円11銭、TOPIXは10.23ポイント高の1654.38で引けた。東証1部出来高概算は7億5481万株、売買代金は1兆0033億円。  先週19年ぶりに高値を更新したNYダウ工業30種だが、週末20日はキャタピラーの7~9月期決算が予想以下で同社株が急落したこと響き、前日比9.36ドル安の1万2002.37ドルと反落した。東京市場も今週ピークを迎える3月期企業の中間決算発表の様子見ムードが基調としては残っているものの、寄り前の外国証券(13社ベース)経由の取引が3580万株の売り注文に対し、買いが4610万株で1000万株を越す買い越しだったことで買い安心感が広がったようだ。世界的な株高や円安傾向、OPEC減産発表にもかかわらず原油価格が下落したこと、さらに22日の衆議院補欠選挙で神奈川、大阪両選挙区とも自民党が勝利したことで安倍政権への期待が高まったことに加え、テクニカル面でも不安材料が乏しいことなども株価にプラスに働いたもよう。TOPIX33業種のうち、鉱業、石油石炭、紙パ、機械を除く全業種で上昇。中小型株も堅調な動きだった。  個別銘柄では、住金、野村不動産などのほか、駐車場関連の投資拡大を計画中の日本パーキングや日本駐車場開発、エタノール期待からの東洋精糖、営業黒字化したダイエーなどの上昇が目立った。豊田通商、トキメック、太平洋セメントなど中間期の業績上方修正銘柄も値を上げた。一方、UFJニコスが金利過払いの引当てで業績下方修正が見込まれることから一時ストップ安となったほか、オリコ、セントラルファイナンス、OMCカードなどのその他金融も軒並み下落。また、米キャタピラー株の下落を受け、すでに高値警戒感のあったコマツが利益確定売りに押された。

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