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【株式・前引け】世界的な株高を受け続伸、一時1万6900円台に

 世界的な株高を背景に、本日の東京株式市場前場は続伸した。日経平均は一時、5月11日以来となる1万6900円台に乗せた。その後は、利益確定売りに押されたが、前日比66円71銭高の1万6855円53銭で引けた。TOPIXの終値も10.13ポイント高い1669.52だった。東証1部の売買高は8億9057万株、売買代金は1兆3078億円で、市場エネルギーは徐々に回復する傾向にある。  昨日の米国株式市場は、企業収益に対する楽観論が広がり、ニューヨークダウ平均は2営業日ぶりに史上最高値を更新した。ナスダック総合指数は3日続伸、S&P500は約5年10カ月ぶりの高値となった。また、欧州市場も値上がりした。これを受ける形で、東京市場の寄り付き前の外資系証券(13社ベース)の売買注文は、1800万株と9月4日以来となる大幅な買い越しとなり、市場に買い安心感が広がった。  業種別では、33業種のうち26業種が上昇。保険、証券・商品先物、銀行、ゴム、その他金融、小売などの値上がり率が大きかった。一方、値下がりしたのは、情報通信、鉱業、石油石炭など。個別では、トヨタ自動車が7000円台に乗せ、上場来高値を更新。エーザイ、ファナック、富士通、東京エレクトロン、ヤフー、ソフトバンクなども高かった。値下がりしたのは、業績の下方修正が伝えられた日東電工、花王、アルプス電気など。  輸出企業の決算発表が本格化しているが、全般的に業績は順調。市場では世界的な株高の中で、日本株の出遅れが目立つとして、「北朝鮮問題を別にすれば、当面、売り要因は高値警戒感だけ」(大手証券)と、強気な見方も出ている。

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