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【株式・大引け】目標達成感が出て小反落、TOPIXは小幅上昇

 前場では一時、5月11日以来となる1万6900円台をつけた日経平均だが、その後は伸び悩み、大引けは前日比8円35銭安の1万6780円47銭となった。一方、TOPIXの終値は3.14ポイント高の1662.53だった。大型指数、中型指数が前日比プラスだったのに対し、小型指数がマイナス。ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスの各指数も下落した。  日経平均は、前場に1万6900円台に乗せ、5月11日~12日にあけたマドも埋めたことで、当面の目標達成感が広がった模様だ。昼のバスケット取引はやや売りが優勢。後場に入ると先物にまとまった売りが出たこともあり、上値が重い展開になった。ソフトバンクが大引け前に前日比マイナスに転じたことも、日経平均の足を引っ張った。業種別では、保険、倉庫運輸、ゴムなどが上昇。ソフトバンクの思い切った戦略によって値下げ競争が激化することが懸念された情報通信をはじめ、建設、不動産、鉱業などが値下がりした。大型上場として関心を集めた出光興産は、公開価格9500円に対し、1万0770円で引けた。  日経平均は小反落となったが、基本的に市場のトレンドは強く、「大きく売り込むような動きは少ない」(大手証券)。高値警戒感が広がっているうえ、北朝鮮問題や裁定買い残が膨らんでいるというリスクはあるが、マーケットが織り込んでいない不安材料が出てきているわけではないからだ。東証1部の売買高は18億1778万株、売買代金は2兆6650億円で、先週の平均や前日を上回った。市場エネルギーは回復方向にある。米国景気の軟着陸、国内の良好なファンダメンタルズを背景に、「日経平均が1万7000円を回復する可能性は依然として高い」(市場関係者)と見る向きは多いようだ。

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