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【株式・前引け】薄商いの中2日ぶり反発も上値重い展開

 27日の東京株式市場の前場は薄商いの中、2日ぶり反発。日経平均株価は先週末終値比69円33銭高の1万5803円93銭、TOPIXは5.39ポイント高の1543.43引けた。  日経平均は先週末の米国市場がNYダウ、ナスダックともそろって反落したことを受けて119円安の1万5615円と安くスタート。為替が一時115円台の円安をつけたことも輸出関連銘柄を中心にマイナス要因となった。しかし、下げすぎ警戒感や値ごろ感の台頭から、9時台にまとまった買いが先物に入って急速に下げ渋り、一時は110円高の1万5845円まで値を上げた。ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスの新興市場もそろってプラスとなっている。東証1部の出来高概算は6億5620万株、売買代金は9242億円と前場としては先週末に続き1兆円を下回る低調ぶりだった。寄り付き前の外資系証券13社ベースの売買動向は、売り4530万株に対し買い4060万株の売り越し470万株と、2日ぶりの売り越しとなった。  東証33業種別株価指数では、値上がりが保険、水産農林、陸運、空運、その他金融など内需を中心に28業種、値下がりは5業種でパルプ・紙、不動産のほか、輸送機器や電機など円高デメリット業種も含まれている。個別銘柄では林兼産業がクロマグロ漁獲枠削減に伴う養殖マグロ需要増思惑から東証1部の値上がり率トップとなったほか、東ソーは液晶パネル製造に不可欠な酸化インジウムスズに代わる廉価な亜鉛を使った代替品を開発したと伝えられたことから一時41円高の526円まで上昇。一方、値下がり銘柄では山口フィナンシャルグループが24日に経営統合初年度の今期大幅赤字予想が発表されたことから東証1部値下がり率トップ、同じく24日に今期最終赤字500億円への転落予想が発表された三洋電機も値下がり率3位につけている。

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