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【株式・大引け】後場も続伸。10月27日以来の1万6500円台回復

 11日、東京株式市場の日経平均株価は、海運、鉄鋼、重工など低位大型株への押し目買いにより続伸した。先物が前週末比180円高となるなど上昇相場を終始リードし、終盤に利益確定売りに押され伸び幅が縮小したものの、前日比110円17銭高の1万6527円99銭と1万6500円台の大台を回復した。ただし東証1部出来高は概算で16億9167万株、売買代金2兆1840億円と出来高は低調だった。TOPIXは前日比11.63ポイント上昇の1627.97。33業種別では水産農林、鉄鋼、海運など23業種が上昇、逆に保険やその他金融など9業種が下げた(情報通信は変わらず)。  日経平均が終値で1万6500円台を回復したのは10月27日以来。日足チャートをみると、その前日10月26日に1万6811円をつけたあと下げ局面となり、10月30日に1万6351円まで急落。このときあけた窓を本日11日の急騰で埋めたことになる。このため「次の展開は1万7000円を視野に入れた強気の相場に入る」(証券関係者)とする楽観的な見方もある。ただ今週末には経済指標の発表が日米で相次ぐこともあって様子見ムードの薄商いが続きそう。外国人投資家はクリスマス休暇を間近に控え、2007年以降を見据えた好取り組み銘柄を押し目買いしているに過ぎず、ヘッジファンドの動きも収束している。よって東証市場は年内いっぱい薄商いが続くとみられ、1万7000円を年内に達成するには市場のエネルギーが乏しいとみられる。  なお、大引け直後に水産最大手のマルハグループ本社と水産加工品大手のニチロが経営統合すると発表した。明日はこの大型再編を材料として、他の水産銘柄のほかにも、鉄鋼や医薬品など再編期待が大きいM&A関連銘柄への関心がいっそう高まると予想される。

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