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【株式・大引け】後場に入り優良株中心に上昇、3日続伸、高値引け

 22日の東京株式市場は後場に入り、優良株中心に積極的な押し目買いが入り、上昇に転じた。大引けの日経平均株価は前日比57円13銭高の1万7104円96銭、TOPIXも切り返し同0.80ポイント高の1672.10となった。  昼のバスケット取引は売り買い均衡。後場寄り直後に仕掛け的な売りが出て、一瞬、日経平均が1万7000円を割り込んだが、すかさず買い物が入り、じりじりと上昇した。11月安値からの上昇率が8%強に達し高値警戒感が強まっているものの、日銀の早期利上げ観測が後退し、円安や外需の堅調さから相場の強さが再確認される格好となった。  値上がり業種は13、値下がり業種は20。東証1部の値上がり銘柄数は474、値下がり銘柄数は1102。業種・個別とも値下がりのほうが多かったにもかかわらず、全体相場は値を上げた。ガラス、鉄鋼、輸送用機器、不動産、証券先物などが力強く上げる一方、原油価格の低下や銅価格の8カ月ぶり安値などから市況関連の石油、非鉄、鉱業などが大きく下げた。  個別株では、トヨタ、ホンダ、富士フイルム、資生堂といった優良株が高値を更新。任天堂ゲーム機Wiiのコントローラー部品を製造しているミツミ、証券会社の投資判断が引き上げられた三井不動産やアサヒビールなども値を上げた。その一方で、今期大幅減益予想を発表したイハラケミカルや、低位株の松尾橋梁、サニックスなどが売られた。相場は低位材料株を見切り売りし、優良株に乗り換えるという流れが強まっている。  来週は上昇を予測する声が強い。東証1部出来高17億1192万株、売買代金2兆0848億円と市場エネルギーが回復してきていること、為替が円安で落ち着きを見せていること、外国人の積極的な買いが続いていることなどがその理由だ。また、2000年以降の6年間、大納会の6日前(今年で言えば今日22日)の終値と大納会の終値を比較すると平均して231円上昇。今年も来週の一段高期待が強い。  来週の注目は、国内では、25日(月)の法人企業景気予測調査と福井日銀総裁の講演、26日(火)の全国消費者物価(除く生鮮食品の前年同月比の市場予想は0.3%)、27日(水)の小売業販売額(前年同月比の市場予想は0.6%)、28日(木)の鉱工業生産(速報、前月比の市場予想は0.6%)といったところ。海外では28日(木)の新築住宅販売件数、29日(金)のシカゴ購買部協会景気指数といったところ。

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