市場経済ニュース

【株式・大引け】後場に入り売り優勢、大引けは104円安

 11日後場の東京株式市場は、前場の反発感が薄まったところへ大口の売りが増え、2日連続で3ケタの下落となった。平均株価は前日比104円23銭安の1万6838円17銭、TOPIXは6.28ポイント値下がりの1656.72で引けた。日経平均の後場は寄り付きは前日より高く始まったが、その後断続的に入って大口の売り注文に押されるようにズルズルと値を下げ、14時すぎには一時1万6758円をつけた。引けにかけては少し値を戻したものの、1カ月ぶりに2日続落で終わった。  東証1部の出来高概算は20億7004万株、売買代金は2兆4037億円だった。業種別では、値上がりはその他製品、紙パルプ、ガラス、ゴムなど11業種で、低位株物色で橋梁株を売った資金での建設株買いや、原油価格下落を受けた素材関連株の物色が多かった。値下がりはその他金融。不動産、証券、小売りなど22業種。  急落相場で値ごろ感から自律反発機運は残るものの、明日は株価指数オプションの特別生産指数(SQ)算出日でもある。当初は波乱が少ないとされたが、大幅安が続いたこともあり売りが増えそうな予想に変わってきている。「SQが低いと想定して、あらかじめ先物の売りでヘッジしようとして、さらに現物の売りに跳ね返る悪循環になっている」(大手証券)という側面もあるようだ。  来週は17、18日に日銀の政策決定会合が控えている。金利引き上げを予測する向きも多く、「無借金銘柄などに物色の方向が変わる可能性もある」(大手証券)。本来ならば国際優良企業や貸出金利引き上げで収益が拡大しそうな銀行株などに期待が持てそうだが、これらの銘柄はすでにかなり上昇しており、続伸度合いは不透明。市場では「おとといまで30営業日上げた相場の日柄調整だとすると22日くらいかかる。2月初頭までは上値の重い展開の可能性が高い」(大手証券)との声もあった。

ページトップ