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【株式・大引け】利益確定売りに押され、後場は一転反落

 25日後場の東京株式市場は、前場引値で06年来高値を超えたことで達成感が出て利益確定売りが優勢となり、一転反落で終えた。日経平均株価は前日比49円10銭安の1万7458円30銭、TOPIXは同9.21ポイント安の1729.40で引けた。東証1部の出来高概算は23億1093万株、売買代金は3兆0459億円で前日に続いて3兆円を上回った。  すでに前日から急ピッチの上昇に対する高値警戒感が出ていたことに加え、昼休みのバスケット取引でも売り決めが優勢に推移した模様。日経平均先物には大口の売りが断続的にあり、現物株の裁定解消売りも誘ったうえ、06年4月以来の高値に達したことで、個人投資家等のやれやれ売りも出て上値を抑えた。日銀の須田審議委員が講演会で早期の金利引き上げの必要性に言及したことや、為替相場も円安基調から円高へ反発しており輸出企業の収益に不透明感が生じた。  業種別には、値上がりは東証33業種中、金利上昇を見越した不動産のほか、ガラス、海運、電力・ガスなど8業種。一方、値下がりは原油高止まりが収益に影響を与えると懸念されたゴムに続いて、保険、輸送、紙・パルプなど25業種に及んだ。  明日は寄り前に発表される06年12月の全国消費者物価指数の動向に注目。ただ、市場では「06年第3四半期の決算発表ピークを来週に控え、模様眺めの相場展開になる可能性もある」(大手証券)との声があった。1月30日には12月家計調査や同月鉱工業生産指数など重要な景気指標の発表が相次ぐ。「2月の日銀金融政策決定会合へ向け、金融政策の動向に再び神経質な展開となりそう」(大手証券)との見方もある。

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