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【株式・大引け】引けにかけ下げ渋り、小幅増維持

 6日の東京市場後場は、日経平均株価で前日比62円06銭高い1万7406円86銭で引けた。昼のバスケット取引でやや売り決め優勢だったこともあり、寄り直後に先物の売りが先行。1万4000円をはさむモミ合いが続き、一時は1万7345円と前日の引け値水準まで下げる局面があったが、引けにかけ持ち直した。TOPIXも前日比16.14ポイント高い1732.42で引けた。東証1部の出来高は概算で23億2351万株、売買代金は3兆0093億円。相場のエネルギーは依然強く、需給もおおむね良好と見られるが、全般としては今週発表になる経済指標やG7といった株価への影響の大きいイベントを控え、「材料がない中の循環物色相場」(市場関係者)となった。  業種別では、東証33業種中、25業種が上昇。電気ガス、鉄鋼、海運などの高利回り銘柄が前場に続き買われた。一方、ガラス、その他金融、建設、銀行などが下落。銀行については、みずほ、三菱UFJ、三井住友と大手行の下げが目立つ。「信用買い残の重さが嫌気され、業績相場のなかで他に買い換えられる動きが広がっている」(大手証券)模様だ。業績上方修正への期待は根強く、NIS、ダイヘンなどが上昇した一方、下方修正のトプコンは下げた。6日連続で上昇したイオンファンタジーは利益確定売りで反落した。  週末の株価指数オプションSQ(特別清算指数算出)を控え、今週は先物の動きに神経質な相場展開となっているが、「昨日の大口の先物売りで峠は越えたのではないか」(市場関係者)という観測もある。9日からのG7財務相・中央銀行総裁会議で円安是正が議題となるかどうかもマーケットの関心事の一つ。円安への歯止めは、輸出関連株の上値を抑える要因だが、それ以外にも、急拡大した円キャリー取引への影響を懸念する向きもあるようだ。

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