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【株式・前引け】米株安、先物の仕掛け売りで大幅反落

 12日前場の東京株式市場は、大幅反落となった。日経平均は1万7477円25銭と前日比で192円82銭安。TOPIXも1719.52と同19.49ポイント下落した。  前日の米国株式市場はダウ平均が9営業日ぶりに反落。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の日経平均6月物も1万7640円と大証の終値を下回ったことから、日経平均は安く寄り付いた。寄り付き前の外国証券13社を通じた注文が、売りが4040万株、買いが3810万株と差し引きで230万株の小幅ながら売り越しとなったことも、相場の重しとなった。米国株は連騰で高値警戒感が出ていたところに、3月20日~21日に開催された連銀の公開市場委員会(FOMC)要旨で、メンバー全員が利上げが必要となる可能性について合意していたことが明らかとなり、売り材料となった。  市場が大幅下落したのは、先物を中心に大口の売り物が断続的に続いたため。平均株価は10時27分に1万7455円18銭まで突っ込み、戻りが鈍いまま前場を終えた。昨日までの東証1部の売買高が前週の1日平均に比べて13%減少、売買代金も10%減少するなどエネルギーが細るなか、「明日に株価指数オプション4月物の特別清算指数(SQ)算出が控えており、仕掛け的な売り物が出やすい地合いだった」(大手証券)という。  業種別では、鉄鋼、石油石炭、非鉄、水産農林をのぞく全業種が安くなった。下落率が大きかったのは銀行やその他金融、電機など。個別銘柄では、昨日に業績上方修正と増配を発表した新光商事は反落。一方でダイワボウ、紀州製紙などの低位株の上昇が目についた。2007年3月期が2期連続で最高益更新との観測が報じられたディフェンシブの代表格、武田薬品工業は売り物に押された。東証1部の出来高概算は10億0490万株と10億株を超えた。同売買代金は1兆2668億円だった。

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