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【株式・大引け】先行き景気、需給懸念から大幅反落

 15日の東京株式市場は後場に入っても軟調な展開で大幅反落した。日経平均株価の大引けは前日比164円96銭安の1万7512円98銭、また、TOPIXは同18.44ポイント安の1712.55で終わった。東証1部の出来高は21億6020万株と5月7日以来の21億株台にとどまり、売買代金も2兆9548億円と5営業日ぶりに3兆円台を下回った。  本日の株式市場は3月の機械受注が事前の市場予想を大きく下回ったこと、3日連続で外資系証券経由の売買が売り越しとなったことなどが嫌気され、反落して始まった。加えて、新興株市場のマザーズ、ヘラクレスが年初来安値を更新したことから、内外需の主力株を中心に売られ、一時167円安まで下げた。昼のバスケット取引も「やや売り決め優勢」と伝えられたが、後場寄り付きは前引けを上回り、一時は95円安まで下げ渋りを見せた。しかし、上値が重いとなると再び売り直され、本日安値の1万7491円をつけた後、やや戻して引けた。  機械受注統計で4-6月見通しが前期比11.8%減となり、政府が6カ月ぶりに基調判断を下方修正したことから、日本の景気先行きに対して懸念が広がったことや、新興株市場の続落に伴って株式需給に先行き不安感が生まれたことが投資家心理を冷やしたようだ。こうした状況から今晩発表される米国の消費者物価指数や、17日発表の日本のGDP統計などの指標が注目される。  業種別では東証33業種中、値上がりは情報通信、鉱業、紙パ、石油石炭の4業種のみで、値下がりは海運、建設、ガラス、鉄鋼なとが目立った。  個別では、業績好調の明治海運、堀場製作所、椿本チエインが買われ、今期44%増益の日揮は急騰した。一方で、アコーディアが下げ、フェイスやメディセオ・パルタックホールディングスは失望売りを浴びていた。大日本スクリーンも軟調、フジテレビは反落した。

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