市場経済ニュース

【株式・前引け】銀行株主導で3日続伸、一時1万7800円台に乗せる

 23日の東京株式市場の前場は、3日続伸となった。日経平均株価は前日比71円69銭高い1万7751円74銭、TOPIXは13.47ポイント高い1745.01で引けた。売買高は、東証1部概算で10億6530万株、同売買代金は1兆5745億円だった。  前日の米国市場はNYダウが2ドル93セント安の1万3539ドル95セントと弱含んだものの、NASDAQは9.23ポイント高の2588.02と高値圏で3日続伸。また、外国為替市場で円安が進んだことから、NY上場のハイテク株の邦貨換算での割安感も台頭し、高く寄りついた。寄り付き前の外国証券(13社ベース)の売買注文は売り3640万株に対して買い4040万株と3日連続の買い越しとなり、また、新興株市場でも底入れ感が広がるなどしたことも支援材料となった。一時、5月10日以来となるザラバベースでの1万7800円台に乗せたものの、引けに掛けては上値が重い展開となった。  33業種別では、値上がりが25業種、値下がりが8業種。とくに値上がりが目立ったのが、昨日で決算発表が一巡した銀行で、3.73%の上昇。このほか、証券・商品先物、保険、その他金融の金融セクター、水産農林、輸送用機器の上げが目立った。一方、ガラス・土石、非鉄金属、卸売りなど素材関連は下げた。  個別銘柄では、みずほフィナンシャルグループや三菱東京UFJなど好決算・増配を発表したメガバンクが大きく上昇、また新製法でのインド進出が報じられた神戸製鋼が買われた。電機、自動車でも業績続伸を好感した買いが目立った。半面、のれん代の償却などで大幅な下方修正を発表した日本板硝子が一時ストップ安となる大幅な下げ。市場コンセンサスを下回る業績見通しを発表したJUKIやニチイ学館なでも下げた。業績による選別が進んでいる。  大引けで1万7800円台を奪還できれば「市場のムードも変わる」(市場関係者)との声が聞かれれた。

ページトップ