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【株式・前引け】米国株安、円高で大幅続落だが下げ渋りも

 週明け6日の東京株式市場前場は大幅続落となった。日経平均株価の前引けは前週末終値比148円16銭安の1万6831円70銭。TOPIXも同14.54ポイント安の1658.00と3営業日ぶりに反落した。東証1部の出来高は9億4213万株、売買代金は1兆4597億円で、出来高は3営業日連続10億株の大台を割った。  前週末の米国株式市場はNYダウなど主要市場がそろって今年4月あるいは5月以来の安値水準をつける大幅安となった。7月の非農業雇用者数などの経済指標が事前の市場予想を下回り、米国景気への先行き不透明感が高まったこと、サブプライム関連問題の広がりで「米国住宅市場の落ち込みは深刻」との見方が広まったためのようだ。加えて、本日の東京為替市場でも円が117円台に上昇。さらに、寄り付き前の外国系証券(13社ベース)経由の売買動向では売りが4310万株に対して、買いが2830万株と差し引き1480万株の売り越しとなった。これで売り越しは11営業日連続で、06年5月25日~6月14日までの15日連続以来の記録となった。  これらのことを嫌気して、市場は売り先行で始まり、寄り付き直後には304円安の1万6675円まで突っ込んだ。しかし、8月2日につけた1万6652円を割らなかったことから買い戻しが入り、引けにかけては急速に戻す形となった  業種的には、東証33業種中、空運、ガラス、輸送用機械、電気ガスなど10業種が上昇。鉱業、メガバンク中心に多くの銘柄で新安値をつけた銀行や証券、石油石炭、卸売りなど23業種が下げた。  個別では、第1四半期業績が好調のトヨタ、宇部興産が上げ、双葉電子、クボテックも値上がり。一方、大和システム、フルキャストはストップ安、ポイントも軟調だった。  テクニカル的には、1万6600円台にいくつものフシがあり、下値の抵抗は強そうだ。また、本日で「3日連続、長い下ヒゲが出ると下値が固まってくるかな」(大手証券)という見方も出ていた。

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