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【株式・前引け】米国株高受けて小幅反発も、上値重い展開

 7日の東京株式市場前場は小幅反発。日経平均株価は前日終値比20円62銭高の1万6935円08銭で引けた。TOPIXは同3.60ポイント安の1664.44だった。  本日の市場は、今年最大の上げ幅を記録したNYダウ平均をはじめ、前日の米国株式市場が軒並み反発したのに加えて、対ドル、対ユーロともに円安方向に傾いた外国為替市場の動きを好感して、前日終値比95円17銭高の1万7009円63銭で寄りついた。一時は134円99銭高の1万7049円45銭まで上昇したが、その後は先物に大口の売りが断続的に入った。さらに日本時間7日夜に開かれる米国FOMC(米連邦公開市場委員会)や、8日に発表される機械受注などの動向を見極めたいとの思惑から「高値でいったん利益を確定する動き」(国内証券)が出るなど、前引けにかけて上げ幅を縮小した。TOPIXが前日終値比でマイナスに転じるなど、上値の重い展開となった。  東証1部の出来高概算は9億5938万株、同売買代金は1兆4422億円。寄りつき前の外国証券(13社ベース)経由の売買動向は、売り4210万株に対し買い2880万株と、12営業日連続の売り越しとなった。  東証33業種別の動向では値上がりは精密機器、その他製品、空運など14業種。一方、値下がりは19業種で鉱業、卸売業、その他金融などの下げが目立った。  個別銘柄では、PBR(株価純資産倍率)の割安さから日本鋳鉄管、丸文、トレンドマイクロに買いが集まったほか、6日に業績予想の上方修正を発表したパイロットコーポレーションなども買われた。7日の日本経済新聞朝刊で、航空便を使う企業向けの国際小口貨物事業で提携する見通しと伝えられた日本航空、日本通運、近鉄エクスプレスもそろって上昇した。  一方、労働者派遣法違反で、10日から厚生労働省の事業停止処分を受けるフルキャストはストップ安。4~6月期決算で経常益が大幅に減少した三井金属、6日に07年6月期の業績下方修正を発表したアルバックの下げも目立ったほか、総額2000億円の社債発行を発表した富士通も売られた。

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