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【株式・大引け】米国市場の大幅高や円高一服を好感し3日続伸

 9日の東京株式市場は、3日続伸。日経平均株価は、141円32銭高の1万7170円60銭、TOPIXは14.77ポイント高の1683.81で引けた。日経平均は、前場寄り付き後に高値1万7274円33銭を付け、後場に入っても堅調に推移していたが、午後2時前から先物に大口の売りが出たことをきっかけに、売りに押された。結局、始値1万7170円36円と同じ水準で引けた。日足では、方向感を探る十字線を示現する格好で終わった。  前日のNYダウ平均が大幅に続伸し、ひとまず急落前の水準を回復したことや、外国為替市場の円高が一服、ふたたび1ドル=120円台をうかがう展開になってきたことが、買い安心感を誘った。また米国のサブプライム問題が、日本市場に波及する懸念が後退したことも後押ししたようだ。もっとも、相場全体には、これといった好材料が出てきたわけでもないことが、後場の上値を抑えたともいえる。  東証1部の売買高は概算で38億1044万株、売買代金は概算で5兆2673億円で、SQ(特別清算指数)算出日だった6月8日を上回り今年最高と、異例の活況ぶりだった。市場では「サブプライム問題の影響でヘッジファンドがポジション調整をしている影響で、商いが出来ているのではないか」との見方が出ていた  東証33業種別では、値上がりが25業種、値下がりが8業種だった。値上がりでは保険、電力ガス、紙パルプなど内需関連の上げが目立った。その一方で、石油石炭、海運など資源・市況関連が大きく下げた。このところ上昇が目立っていた業種が下げ、出遅れ業種が上がってきたことで、「物色が変わってきた」可能性を指摘する声もあった。  個別銘柄では、堅調な第1四半期決算を発表したソフトバンクや、バーニーズ買収合戦が嫌気されて下げていたファーストリテイリングが買収失敗に終わりそうなことを好感され大きく上げた(大引け後に、買収断念を発表)。サニックスやニッセンなど、業績悪化から大きく売られてきた銘柄の一部に、低位割安感からの買いも入った。

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