市場経済ニュース

【株式・前引け】4日ぶり大幅反落。サブプライム問題による欧米株安、円高が波及

 10日の東京株式市場の前引けは、ほぼ全面安で、4日ぶりの大幅反落となった。日経平均株価は1万6721円96銭と前日終値比448円64銭の値下がりとなった。TOPIXは1634.87で同48.94ポイントの値下がり。東証1部の出来高は概算で17億1373万株、同売買代金は2兆4469億円だった。本日は8月のオプションSQ(特別精算指数)算出日だったが、前日前場を下回った。  前日の米国株が2月の上海発同時株安以来の大幅安となったことを受けて、大幅に下げて寄り付き、その後も値を下げる展開だった。また、外国為替市場も1ドル=117円台と大幅な円高となったこともマーケットの心理を冷やした。米国安・円高による値下がりということで、前日までとちょうど逆の展開だ。前日までは楽観が台頭していた米サブプライムローン問題だったが、BNPパリバが傘下のファンドの凍結を発表、信用収縮不安が広がり、欧米市場が全面安となった。  寄り付き前の外国証券(13社ベース)の注文状況は、売り7320万株に対し、買いは4630万株と差し引き2690万株の大幅な売り越しとなった。外国証券経由の売り越しは7月23日以来15営業日連続、2000万株を超える売り越しは377円安となった8月1日以来の高水準。  東証33業種別では、値上がりは水産農林の0.20%、電力ガスの0.32%の2業種のみ。値下がりは31業種。値下がりでは海運のマイナス6.12%、石油石炭のマイナス5.39%、卸売のマイナス5.26%をはじめ、今年の前半の相場を牽引したセクターの下げが一段ときつい。金融も、その他金融のマイナス6.17%など軒並み3%を超える値下がりとなった。  個別銘柄では、4~6月期減益が嫌気されたオリックスは10%を超える値下がりとなったほか、メガバンクも軒並み安い。円高を受け、松下、トヨタなど国際優良銘柄も下げている。一方、このところ人気が離散していた新興・ネットを代表するヤフー、楽天は逆行高で続伸。

ページトップ