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【株式・大引け】超薄商いの中、小幅反落

 28日の東京株式市場大引けは、小幅反落に終わった。日経平均株価は13円90銭安い1万6287円49銭、TOPIXは同3.16ポイント安い1584.60で引けた。前場は安く寄りついた後引けにかけて買い優勢となり、前日終値比プラスで引けた。ただ、後場は前引けから小幅安で寄りついたものの、急速に値を消し、13時53分には前日終値比101円安まで下落。再び押し目買いから値を戻したが結局、前日比小幅反落で終わった。終始、方向感を欠く展開だった。  東証1部の売買高は概算で13億3187万株と昨日をさらに下回り今年最低を更新、売買代金も概算で1兆8851億円にとどまった。「真空地帯を株価が上下している」(市場関係者)との嘆きの声が聞こえた。  超薄商いということで、米国やアジア市場の下落や円高などが上値を抑える一方で、安値局面では押し目買いも入るが、買いが長続きしないといった状況。「好材料が不足し不安要素も解消されない中、売りものが少ないことが株価を支えているだけ」(大手証券)。  東証33業種別では、海運、紙パルプ、食品など13業種が値上がり、水産、小売り、その他製品、ゴムなど20業種が値下がりだった。個別では、日本高周波工業、北野建設、山水電気などが高く、MUTOH、光通信、日本水産などが安い。上げ下げともに、急騰急落を受けた調整や証券会社の投資判断変更などが手掛かりで、物色難を伺わせた。  「外国人が本格的に動かないと盛り上がらない。しばらくは超閑散相場のなかで、為替や金融政策などで右往左往する展開が続くのでは」(大手証券)といった見方があった。

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