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【株式・前引け】米国高、円安で大幅反発も、なお超閑散相場

 30日の東京株式市場前場は、米国株の大幅反発や為替が円安にふれたことを好感して3日ぶりに急反発。日経平均は前日終値に比べて206円12銭高の1万6218円95銭、TOPIXも同17.66ポイント高の1575.21で終了した。  寄り付き前の外資系証券13社の売買動向は、売り3280万株、買い3030万株、差し引き250万株の売り越しと12営業日連続の売り越しだったが、前日の米国株の上昇を好感した形。NYダウ、ナスダック、S&P500はそろって大幅に反発。前日の大幅安の反動に加えて、バーナンキFRB議長が民主党の有力議員に資本市場の動揺が続けば必要な行動をとる用意があるとした書簡を送ったことが明らかになり再び利下げ期待が高まったこと、HDD大手の米シーゲートが7~9月業績を上方修正したことなどが好感された。一方、前日、一時、1ドル113円台まで円高が進んだ為替も寄り前には116円台まで円安にふれた。  前場は、前日比169円高でスタート。米国株高、円安、原油高でハイテク、自動車、商社株などが主力株の一角が買われ、9時42分には256円高の1万6269円まで買われた。ただ、その後は為替が115円台と寄り前に比べてやや円高に進んだことを嫌気、相変わらず買い手不在の中、伸び悩み206円高で引けた。  業種別では、石油石炭、卸売、その他製品、精密、鉄鋼など東証33業種中、29業種が上昇。円安を嫌気されて紙パルプが値下がりするなど4業種が下落した。  大幅反発したとはいえ、東証1部の売買高は概算で6億6926万株、売買代金も9629億円と、「超」の字がつく閑散状態のまま。日経平均先物もシカゴの先物価格1万6375円を大きく下回ったままで、なお様子見気分が強いことをうかがわせた。

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