市場経済ニュース

【株式・前引け】米国株高、円安で続伸だが、様子見気分も強い

 24日前場の東京株式市場は、日経平均が前日終値比128円01銭高の1万6578円59銭と続伸、TOPIXが15.92ポイント高の1586.47と続伸した。前日の米国株式市場は、好決算を発表したアップルやアマゾンなどハイテク株に牽引される形で、NYダウは109.26ドル高の1万3676.23ドル、ナスダック総合指数も45.33ポイント高の2799.26と大幅に続伸した。NY原油先物相場が、OPEC(石油輸出国機構)の増産観測から、需給逼迫感が緩和され、売り優勢で下落し、前日比0.75ドル安の1バレル=85.27ドルで取引を終えたことも買い安心感を誘った。  東京株式市場の寄り前の外国証券13社ベースの売買注文は売り3770万株、買い3450万株の売り越しで始まったが、米国の株高に加え、為替がドル、ユーロに対してやや円安に振れたことで買いが先行し、ほぼ高値圏で引けた。  ただ東証1部の出来高概算は7億9321万株、売買代金は1兆0323億円と低調な商いが続いている。好業績銘柄に対する押し目買い意欲は旺盛だが、3月期決算企業の中間決算の発表本格化を前に様子見気分が強い。東証1部の値上がり銘柄数は1128、値下がり銘柄数は453、変わらずは133だった。業種別では東証33業種のうち任天堂が牽引したその他製品、海運、卸売など24業種が値上がりとなり、ゴム、食料品など9業種が値下がりとなった。個別銘柄では業績予想を上方修正したKYBがストップ高になったほか、東洋精糖やデサントなど低位株が物色された。その一方で業績予想を下方修正したオートバックスや日清食品が安く、サブプライムローン問題でみずほ証券が中間期の連結最終赤字転落見通しを報じられた余波で、野村、大和、新光証券などの証券株も軒並み値を下げた。株価チャート面では、「一昨日の下げであけた日経平均のマドを、今日中に埋められないとモミ合いが長引く」(大手証券)との見方がある。このマドは、1万6711円まで戻さないと埋められない。

ページトップ