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【株式・大引け】後場に入って反発、好調な企業業績を好感

 31日の東京株式市場は、朝方はもみ合いになったが後場に入ってからは買い優勢となり、ほぼ高値引けとなった。日経平均株価は前日比86円62銭高、1万6737円63銭、TOPIXは同12.86ポイント高の1620.07となった。これで日経平均の10月月足は、118円安となり2カ月ぶりに陰線となった。8月は311円の陰線、9月は261円の陽線だった。  後場になってからは、断続的に先物に大口の買いが入り相場を牽引した。本日は10月末日で、しかも米国FOMC(連邦公開市場委員会)を控えて、市場参加者は動きが取りにくい環境にある。しかし「後場に入ってからはFOMCでの政策金利引き下げを織り込んで、思惑的な買いが入ったようだ。また、三菱商事や旭化成など場中に発表された企業業績が良かったことも好感された」(大手証券)との指摘があった。  東証1部の出来高は概算で21億2318万株と20億株を上回り、売買代金は2兆9196億円とわずかに3兆円を下回ったが、比較的市場エネルギーは強かった。東証1部銘柄の中で値上がりは1189、値下がりは452、変わらずは79。業種別では33業種のうち値上がりは水産農林、保険、電気ガス、輸送など23、値下がりは海運、鉱業など10で、後場に入って値上がりに転じる業種が目立った。市場では9月中間決算に対する注目度が増しており、好業績が好感されたアイチコーポ、ダイワ精工、高砂香料などの値上がりが目立った。一方で、不祥事が発覚したニチアスや、減益決算となった三菱レイヨンなどが売り込まれた。  今後は、今晩開催される米国FOMCで市場がコンセンサスとしている0.25%の利下げが実施されるかどうかと、日本時間の今晩午後9時30分に発表される米国7~9月期のGDP速報値が注目される。

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