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【株式・前引け】3日ぶり反発だが依然膠着感強い。後場の注目はアジア株の動向に

 6日前場の東京株式市場は、日経平均が前日終値比85円01銭高の1万6353円93銭、TOPIXが13.57ポイント高の1588.70と3日ぶりに反発した。前日の米国株式市場は、シティグループがサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)関連の追加損失の拡大を発表したことを受け、金融株中心に売られ、NYダウは51ドル70セント安の1万3543ドル40セント、ナスダック総合指数も15.20ポイント安の2795.18と反落した。 東京株式市場の寄り前の外国証券13社ベースの売買注文は、売り6250万株、買い2720万株と、06年5月23日以来の大幅な売り越しで始まり、マイナス圏でモミ合いを続けたが、次第に値頃感の強まった好業績株や内需株を中心に先物の断続的な買い戻しが入り、結局高値で引けた。東証1部の出来高概算は9億6572万株、売買代金は1兆2735億円と前日に比べ回復したが、信用収縮懸念に加え、政局に対する不安感も残り、様子見気分が強い。  東証1部の値上がり銘柄数は1156、値下がり銘柄数は415、変わらずは122。業種別では東証33業種のうち海運、その他金融、鉄鋼など24業種が値上がりとなり、鉱業、医薬品など8業種が値下がりとなった。建設は変わらずだった。  個別銘柄では、業績予想を上方修正した明和産業、福島工業、日本光電や、ネット関連のドワンゴなど中小型株が上昇する一方、住宅断熱パネルの不正認定が発覚した東洋ゴム、ニチアス、業績の下方修正を発表したフジクラ、日清オイリオが値を下げた。  後場の注目は昨日、大きく下落した香港ハンセン株などアジア株と為替の動向になる。「アジア株が回復すれば買い安心感が広がる」(市場関係者)可能性も強まるが、膠着感が強い、上値の重い展開が予想される。

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