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【株式・前引け】米国株の大幅安、円高基調が響き日経平均は大幅続落

 16日の東京株式市場前場は大幅続落。日経平均株価は前日終値比245円62銭安の1万5150円68銭と大きく落ち込んだ。TOPIXも前日比29.36ポイント安の1469.50で引けた。東証一部の出来高概算は7億9168万株、同売買代金は9659億円と、引き続き市場のエネルギーは低調に推移している。  落ち込みの主因は前日の米国株の大幅安にある。NYダウ工業30種の終値は1万3110ドル05セントと、前日比マイナス120ドル96セントまで下落。ナスダックも25.81ポイント安の2618.51と沈んだ。米国の百貨店大手の業績下方修正により年末商戦への懸念が生じ、また某米銀CEOの「今の住宅市場は大恐慌以来、最悪の状況にある」といった内容の発言も、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題への懸念を深める結果となった。為替も円は対ドルで110円台前半、対ユーロでも161円台前半と円高基調で推移しており、輸出企業の業績見通しへの不透明感も漂っている。  朝方の外資系証券(13社ベース)の売買注文は、売り注文4310万株、買い注文1950万株で差し引き2360万株の大幅な売り越しとなり、12営業日連続の売り越し。また、11月第1週の主体別売買動向でも外国人は2818億円の売り越しとなり、こちらは3週ぶりの売り越しとなった。  東証33業種別の動向では、値上がりしたのは食料品の1業種のみで、32業種が値下がりとほぼ全面安となった。とくに、下落率が大きかったのは、証券商品先物、不動産、卸売、鉄鋼など。個別銘柄では、東証1部値上がり率トップは日本パーカライジング。下がりすぎた株価水準に買い戻しが入った格好だ。ニチアス、東洋ゴムにも買い戻しが入っている。一方、値下がり率ワーストは、大幅な業績悪化を発表した新光商事。黒字予想から一転、最終赤字転落見通しを発表したアークもストップ安となった。  午後は昼のバスケット取引の状況、為替市場、アジア株式市場の動向が注目される。

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