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【株式・大引け】後場に入って急反発、1万5200円台に押し戻す

 20日の東京株式市場は荒っぽい展開となった。前場では前日のNYダウが218ドル35セント安という大幅安を受けて、10時35分に1万4751円、300円に迫る下げ幅となり、2006年7月24日以来の水準となった。しかし、後場に入ると下げ渋り、今度は一転して断続的に先物に買い注文が入り上昇に転じた。テクニカルでは買い信号が出ており、さすがにこの水準ではとりえあずの現物押し目買いも入ったもようだ。結局、大引けでは日経平均株価は1万5211円52銭、前日終値と比べて168円96銭高と1万5200円台まで押し戻した。プラスマイナス450円という振幅の大きい方向感の定まらぬ相場で、4営業日ぶりの反騰でも、「サブプライム関連の評価損の拡大懸念がまだ収まったとはいえない。今日の相場で底を打ったとは言い切れない」(市場筋)と疑心暗鬼の声が聞かれた。TOPIXは同12.66ポイント高の1469.27だった。  業種別では、東証33業種中、9業種が下げ、逆に精密、商社など卸売、機械、電機、鉄鋼、陸運、海運などが前日比で大幅高となった。東証1部の出来高上位には新生銀行、新日鉄、住金、三菱UFJなどが並んだ。  個別銘柄では、値上がり率上位となったのはJT,日清食品が買収をめざすと伝えられた加ト吉、米国ファンドの第三者増資引き受けが決まった新生銀行、住友信託銀行と包括提携が伝えられたあおぞら銀行。とくに加ト吉は値幅制限上限のストップ高となり比例配分された。また厳冬が来るという予想でファーストリテイリングも強かった。  激しい相場展開も手伝って、東証1部の出来高は概算で27億2097万株、売買代金は3兆2098億円と最近の低調相場の中ではエネルギーをともなった。

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