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【株式・前引け】10月機械受注のサプライズも限定的、4日ぶりの反落

 10日の東京株式市場の前場は、4日ぶりの反落。日経平均株価は前週末比85円17銭安い1万5871円20銭、TOPIXも同4.33ポイント安い1557.43で引けた。10月の機械受注統計が事前予想を上回ったことから、日経平均は寄り付きでは1万6000円に乗せたものの、勢いは持続せず、その後は高値警戒感と様子見が交錯するまま引けた。東証1部の出来高は概算で8億1241万株、売買代金は1兆0141億円となった。  前週末の米国株市場はまちまち。NYダウ平均は小幅ながら3日続伸、ナスダック指数は3日ぶりに小反落で終えた。東京市場寄り付き前の外国証券売買動向(13社ベース)は、売り2580万株、買い2160万株と3営業日ぶりの売り越し。が、同じく朝方に発表された10月機械受注統計が3カ月ぶりの前月比増となり、市場予想のレンジを上回る増加率だったことから、これがサプライズとなって、日経平均は9時03分に前週末比61円高の1万6017円までつけた。ところが、9時22分頃から先物に断続的に売りが出てマイナスに転じ、10時14分には同130円安まで突っ込み、その後は下げ渋ったものの、戻りも鈍かった。  東証33業種別に見ると、プラスは銀行、金属など8業種。マイナスは24業種で鉱業、海運、石油石炭、その他金融などの下げが目立った。情報通信は変わらずだった。  11月21日から12月7日までの12日間で、日経平均は1119円、7.5%上げており「テクニカル指標面で高値警戒感が出て、一呼吸入れやすい」(市場関係者)状況にある。また、11日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が控えており、積極的な買いが入れにくくなっているようだ。このため、昼のバスケット取引、アジア株や為替の動向などを気にしながら、後場も小刻みな動きに終始する可能性が高い。

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