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【株式・大引け】日経平均は反落、ただ買い戻しなどで後場は下げ渋る

 12日の東京株式市場は反落。ただ後場は下げ渋り、今日の高値圏で引けた。終値は、日経平均株価が前日比112円46銭安の1万5932円26銭、TOPIXは同10.09ポイント安の1556.93だった。東証1部の出来高概算は21億1813万株、売買代金は2兆5437億円だった。  前場は昨日の米国株市場の急落を受け、ほぼ全面安の展開。後場に入っても、先物に大口の売り物が出て、日経平均は一時、前日比344円安まで突っ込んだ。だが、その後は売り込むような動きが出ず、為替も午前よりやや円安方向に振れた。GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で株価指数先物が上昇し、米国株に反発期待が膨らんだこともプラスに働き、押し目買いや買い戻しの動きが広がって、日経平均は下げ幅を縮小して引けた。  業種別に見ると、前場では、33業種中、鉱業、石油石炭の2業種だけが上昇したが、後場は卸売り、繊維なども加わり、上昇は9業種に増えた。一方、下げ幅が大きかったのは、保険、不動産、陸運、証券・商品先物、電気・ガスなど。このところ、戻りが大きかった内需の主力株は総じて軟調だった。個別で、値上がりが目立ったのは、日本ガイシ、リコー、TDKなど。キヤノン、クレディセゾン、ファーストリテイリング、ソフトバンク、三井不動産などは下落した。  後場は急速に下げ渋ったとはいえ、前日比プラスに転じるほどの勢いは市場になかった。11月安値から昨日までに日経平均は1200円強上げた。14日は12月調査の日銀短観が発表され、メジャーSQ(特別清算指数)も控えている。短観については、悲観的な見方が支配的で、厳しい結果が発表されても大きなショックはなさそうだが、動きづらい状況であることは間違いない。米国の銀行・証券の9~11月期決算などもにらみながら、「しばらく市場は膠着状態」との見方もある。

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