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【株式・大引け】アジア株高と値ごろ感からの買いが入り、5日ぶり小反発

 8日の東京株式市場は、アジア市場が小高く始まったことで買い安心感が広がり、後場になって値ごろ感からの買いが入った。日経平均株価は前日比28円12銭高の1万4528円67銭、TOPIXも同10.35ポイント高の1403.06となり、5日ぶり小反発した。東証1部の出来高は概算で21億1415万株、売買代金は2兆6315億円となり、比較的売買が膨らんだ。  東証33業種のうち値上がりは24、値下がりは9業種。前場は下落していたガラス、ゴム、金属、電機、卸売などの業種が後場になって上昇に転じたほか、銀行、建設など内需株の一角が一段高となった。東証1部の値上がり銘柄数は703、値下がりは897、変わらずは129だった。  個別では、ファナックが510円安の9710円と大きく下落し、日経平均株価を押し下げた。とくに大きな材料があったわけではないが、節目となる1万円を割り込んで見切り売りが増えたことや、昨年7月17日の高値から、半年後の信用期日向かいの売りがかさんだと見られている。不正請求が発覚した極東貿易が下落率トップ、下落率2位は前日まで大幅高を演じていたピクセラが100円安のストップ安となった。前日に業績下方修正を発表した松屋も売り物に押された。一方、前日に自社株買いを発表した飯田産業が100円高ストップ高となり値上がり率トップとなった。  今後の見通しについては「本日は小反発したが、1月中旬に予定されている米国金融機関の決算発表や、1月31日の米国FOMC(連邦公開市場委員会)など月末に向けて注目イベントが多い。海外市場や為替に影響を受けやすい神経質な展開が続く」(大手証券)との見方が多いようだ。

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