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【株式・前引け】SQ絡みの売りもあり反落、3連休前の買い手控えで低調

 8日の東京株式市場前場は、日経平均株価が前日比104円34銭安と反落、昨日の値上がり分をほぼ消して1万3102円81銭で終わった。寄り前に公表された12月の機械受注(船舶、電力除く)が前月比3.2%減と市場予想の下限に近い数値だったことから64円安で寄り付いた。その後先物に断続的な買い物が入ったことから一時72円高まで戻したが、その後は小口の売りに押された。TOPIXも前日比11.10ポイント安の1293.98。  昨日の米国株市場は、値頃感から買いが優勢となり、NYダウ平均を始め主要3指標はそろって上昇した。が、12月の中古住宅成約指数や2月2日までの1週間の失業保険申請件数が市場予想を下回るなど、不安定さは否めず、米国株の上昇がそのまま日本市場に反映される状況にはない。  東京市場寄り付き前の外国証券13社経由の注文状況は、売り3900万株、買い2630万株の差し引き1270万株の売り越しで8日連続。金額でも大幅に売り越したと伝えられた。東証1部の出来高は概算で11億6074万株、売買代金は1兆4408億円と堅調に見えるが、これはオプションSQ(特別清算指数)に伴う売買でかさ上げされており「SQの影響を除くとそれほど活発ではない」(大手証券)。SQ絡みの売りに加え、3連休前の買い手控えもあり、先物の買いが入れば上がる、という構図だ。  業種別では33業種中25銘柄が下げた。12月の機械受注が低調だったことで機械が値下がり率トップ。他は不動産、海運、鉄鋼の下げが大きい。値上がりは食料品、その他製品、空運の8業種。個別では、工作機械メーカーの値下がりが目立つ他は、ミツミ電機など増額修正銘柄が買われ、減額修正銘柄が売られるという素直な展開だ。  昨日発表になった投資家別売買動向によると、外国人は5週連続かつ3カ月連続の売り越しで、3カ月連続売り越しは7年2カ月ぶり。一方、信託銀行つまりは年金が3カ月連続買い越し。「外国人が売って年金が買うというのは、相場のリズムが下向きということ」(大手証券)。SQ値1万3089円98銭が当面の目安となる。

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