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【株式・前引け】米国株安など受け、4日ぶりに大幅反落

 15日前場の東京株式市場は、前日の米国株安などを受けて4日ぶりに大幅反落した。日経平均株価は前日終値に比べて202円52銭安の1万3423円93銭、TOPIXは同11.34ポイント安の1321.10だった。  日経平均は117円安の1万3508円で寄り付いた後、9時30分ごろ、渡辺喜美金融・行政改革担当大臣の「サブプライム関連損失がさらに拡大することも予想される」との発言が伝わると、先物に大口売りが出たことで下げ幅を拡大。9時48分には、前場の安値となった270円安の1万3356円まで売られる場面もあった。その後は買い戻しが入り、引けにかけて下げ渋ったものの、結局、寄り付きの値段が前場の高値となった。  反落の背景となったのは、第1に前日の米国株の下落。NYダウは175.26ドル安の1万2376.98ドル、ハイテク株の多いナスダックは41.39ポイント安の2332.54だった。バーナンキFRB議長が午前からの議会証言で、米国景気の先行きに下振れリスクが残っている、と指摘したことが嫌気された。第2には、米国株安を受けて寄り付き前の外国証券13社ベースの売買注文が売り3600万株に対し買い2610万株と、990万株の売り越しとなったことも響いた。また、前日に日経平均が今年最大の上げ幅を記録した反動もあったようだ。東証1部概算の出来高は9億6835万株、売買代金は1兆0796億円だった。  東証33業種別では、上昇が海運、証券、卸売、石油石炭、サービスの5業種にとどまり、28業種が下落した。ガラス、その他金融、不動産、保険などの下落が目立った。東証1部の値上がり銘柄数476、値下がり銘柄数は1134に達した。個別では、信用の好取組銘柄、低PBR銘柄、好利回り銘柄などが上昇。好取組銘柄であるグッドウィル・グループ、好業績でPBRが0.8倍台にとどまる鳥越製粉などの上昇率が大きかった。一方、通期業績見通しを減額修正したカルチュア・コンビニエンス・クラブ、07年4~12月期業績が低調だったSMC、通期業績見通しを据え置いたダイキン工業などの下落率が大きかった。  市場では、「ひとまず底入れ感が出てきた」との見方もあるが、なお外部環境に敏感に反応する展開が続きそうだ。

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