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【株式・前引け】日経平均は一時1万3000円台回復も、引けに掛け伸び悩む

 12日の東京株式市場、前場の日経平均株価は前日比183円高で寄り付いてから一時1万3000円台を回復し、最後は同341円56銭高の1万2999円84銭と大幅続伸で引けた。TOPIXも同33.10ポイント高の1268.25だった。  大幅続伸となった最大の理由は、米国株式の上昇。米FRB(連邦制度準備理事会)が高格付けのRMSBを担保として金融機関へ米国債を貸し出す、という資金供給策を決めたことで、金融収縮懸念が後退し、NYダウ、NASDAQ、SP500がそろって大幅高となった。NYダウは前日比3.5%上昇と今年最大の上げ幅を記録した。東京市場寄り付き前の外国証券13社経由の売買注文は、8日振りの買い越しで買い越し幅は610万株となっている。さらに、大幅続伸の理由としては、為替と10~12月GDP改定値が上げられる。為替はドル円が一時103円52銭と前日に比べ円安に振れた。また、GDP改定値は下方修正の幅が市場予想を大きく下回ったため、国内景気への不安がやや緩和された。  ただ、9時16分に1万3071円の高値を付けた後、引けに掛けて伸び悩み、引け値で1万3000円に達しなかった点については懸念が残る。市場では「低PBRの主力株買い戻しが中心で出来高、売買代金を伴うかがポイント」という指摘があったが、実際、東証1部の出来高は概算で9億5155万株、売買代金は1兆1309億円、と上げ幅からすると平凡だった。  業種別では東証33業種中、値上がりが31業種で証券、銀行、不動産、その他金融、卸売が上昇率上位。内需関連業種の買い戻しが目立つ。一方値下がりは食料品のみだが、下落率は0.02%と僅少。陸運が変わらずだった。東証1部上場銘柄で取り引きが成立した銘柄のうち、値上がりは1412銘柄、値下がりは230、変わらずが79。値下がりは東芝機械など業績下方修正組が多い。

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