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【株式・前引け】様子見ムードの強まる中、先物の買い戻しで急反発

 15日の東京株式市場前場は、為替がやや円安方向で落ち着いたことに加えて、10時台後半から先物に買い戻しが入り、上げ幅を拡大。日経平均株価は前日終値に比べて125円49銭高の1万3043円00銭、TOPIXも同12.39ポイント高の1258.63と2営業日ぶりに反発して終了した。  前日の米国株市場は米銀大手のワコビアの赤字転落が嫌気されたうえ、翌15日にインテル、16日にIBM、JPモルガン・チェースなど主力企業の決算発表を控え様子見ムードに終始して小幅続落。本日の東京市場は、日経平均が前日400円以上値下がりしたため自律反発狙いの買いが優勢で、35円高の1万2952円でスタートした。だが、米国株安と寄り付き前の外資系証券13社の売買動向は売り3010万株、買い1530万株の差し引き1480万株の売り越しと2営業日連続の売り越し、金額でも大幅な売り越しとなったことが重しとなり、マイナス圏に転じた。ただ、テクニカル的に節目とみられる1万2800円強を下回らなかったこと、為替が101円台前半とやや円安に推移すると、再びプラス圏に浮上。10時台後半から、朝方に先物を売った向きからの買い戻しが入ると、現物株の商いが手控えられる中、するすると上昇、2営業日ぶりに1万3000円台を回復して引けた。  東証1部の出来高は概算で7億6698万株、売買代金は8848億円。前日前場の水準を上回ったとはいえ、エネルギーは低水準だった。  業種別では、東証33業種中、20業種が上昇、10業種が下落。値上がりでは、09年3月期減益見通しが伝えられた鉄鋼が織り込み済みとして3.77%高と上昇率トップ。資源価格高で石油石炭が買われたほか、前日、08年3月期業績を上方修正した東急不動産の人気化などで不動産が大きく上昇。一方、値下がりでは、原油高や円安が嫌気されて紙パルプが売られたほか、その他製品の下落が目立っている。

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