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【株式・大引け】6営業日ぶり反落だが日経平均終値1万3500円は維持。市場エネルギーは依然乏しい

 22日の東京株式市場は6営業日ぶり反落。日経平均株価は前日比148円73銭安の1万3547円82銭で引けた。午後の相場も、前場と同様に、前日までの5営業日続伸を受けた高値警戒感から利益確定売りの動きに押され、安値圏での値動きに終始した。TOPIXも同20.05ポイント安の1311.46と、6営業日ぶりに反落した。東証1部の出来高は概算で15億7842万株、売買代金は1兆9181億円で、売買は相変わらず低調だった。  昼のバスケット取引は「やや買い決め優勢」(国内証券)。一方で、アジア株は軒並み下落。東京市場では、先物に大口の売りが入る動きもみられた。前日までの5連騰で複数のテクニカル指標が過熱感を示していたことから、不動産、銀行、輸送用機器、鉄鋼など「内外需の主力株で利益確定売りが目立った」(国内証券)。  結局、寄り付き直後に付けた高値の1万3608円17銭が日経平均の本日高値となった。一方、最安値は13時59分につけた同177円43銭安の1万3519円12銭。この安値は円ドル相場が一時1ドル=102円台に突入した前後の場面で付けており、日経平均は為替動向に振られやすい展開が続いている。  業種別では東証33業種中、値下がりが29業種に上った。騰落率でみた値下がりトップは証券。野村ホールディングスが、社員のインサイダー取引疑惑を材料に売られたのが響いたとみられる。不動産、銀行、輸送用機器などの下落も目立った。一方で、値上がりは食料品、鉱業、陸運、電気・ガスなど4業種にとどまった。「景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄が健闘した」(国内証券)格好だ。  個別銘柄では、ここのところの株価急騰していた鈴丹が反落。PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)基板ガラス事業からの撤退に伴う特別損失の計上などで、21日に08年3月期業績予想を下方修正を発表したセントラル硝子や、大手証券会社が投資判断を引き下げたアトリウムなども売られた。一方、値上がりが目立ったのは、低PBR(株価純資産倍率)ながら業績が堅調な日本エム・ディ・エムや若築建設など。  日経平均は6営業日ぶりに反落したが、「25日移動平均線が上向いているのが、直近の上昇局面との違い」(市場関係者)。終値で1万3500円を維持したことで、底堅さもみられてきた。ただ、気になるのは、市場エネルギーが依然として乏しい点だ。東証1部出来高は7営業日連続で20億株を下回った。売買代金も活況の目安とされる3兆円を大きく下回る状況が続いており、本格的に上値を追う展開に切り替わるまでには時間を要しそうだ。

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