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【株式・大引け】利益確定売りで3日ぶり反落、日経平均1万4000円割り込む

 8日の東京株式市場は、3営業日ぶりの反落となった。日経平均株価は前日比159円22銭値下がりの1万3943円26銭、TOPIXは同20.33ポイント安い1372.95で引けた。東証1部の出来高概算は18億7535万株、売買代金は2兆2417億円と低水準だった。  前場は前日の米国株安を受けて売り先行で始まったものの、売り一巡後は押し目買いが入る形で下げ渋る動きだった。後場寄りつき前の大口成り行き注文は買い越し、昼のバスケット取引は売り買い均衡との観測だった。香港、台湾などアジア市場は3日ぶりの反落。為替は1ドル104円台前半へと若干円高に推移している。後場に入って日経平均株価は、14時17分に前日比172円値下がりの1万3930円まで下落したものの、買い戻す動きもあり、小幅な値動きで引けた。高値警戒感から銀行株、不動産株などが軟調。明日に株価指数オプション5月物の特別精算指数(SQ)の算出を控えており、投資家の動きは鈍かった。  東証1部の値上がり銘柄数は744、値下がりは846、変わらずが131だった。東証33業種別ではプラスが水産農林、パルプ紙、その他製品、食料品、卸売の5業種。値下がりは銀行、ゴム、証券商品先物、情報通信、不動産など28業種。東証1部の値上が率上位はニチアス、アーネストワン、イチネン、ドリームインキュベータ、クリナップ、エス・バイ・エルなどが買われた。値下がり率上位には昭和電工、タムラ製作所、グリーンホスピタルサプライ、シーエーシー、ファルコバイオシステムなどが並ぶ。上昇が続いてきた大型株が一服する一方で、小型株を物色する動きも目立っている。  今晩開催される欧州中央銀行(ECB)理事会は、政策金利は据え置き、との見方が強い。原油価格が最高値更新を続け、為替相場は再びやや円高方向に動きつつある。米国株の下落に比べて小幅な下げに止まったことから「底堅い」との見方の一方で、慎重な業績見通しが多く上値を追う材料も乏しい。当面は底値固めの展開が予想される。

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