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【株式・前引け】10日ぶりに外国人が売り越しに転じ、日経平均は小幅ながら3日続落

 12日、東京市場前場の日経平均株価は先週末比23円30銭安の1万3632円04銭と3日続落で引けた。90円安で寄り付き、9時33分に115円安まで突っ込んだが、その後ジリジリと下げ渋った。TOPIXは同9.87ポイント安の1331.89。こちらも3日続落となった。  下げた理由は3つ。1つは、先週末の米国株式主要指標がそろって反落したこと。原油価格が高値圏突入、AIGの赤字決算が嫌気されている。2つ目は寄り付き前の外国証券経由の売買動向。国内企業業績に陰りが見え始めた中、先週末まで9日連続で買い越し、「心の支え」(大手証券)だったが、本日は差し引き1570万株の売り越しとなり、市場の不安心理をあおった。最後は為替。一時102円55銭まで円高が進み、輸出関連銘柄が売られた。もっとも、前場が引ける辺りでは103円と円安方向に動き、それが株価下げ渋りの要因とも見られている。  東証33業種別に見ると、値上がりは10業種あるが、上昇率が1%を超えたのはディフェンシブ業種の1つである食料品だけ。値下がり23業種では証券、鉄鋼、銀行、倉庫運輸が目立った。個別では、良好な決算観測が報じられたダイキン、連続増配のコニカミノルタ、会社業績予想が好感されたNTTデータ、キーエンスの上昇が目立った。一方で、会社予想が減益となったゲオ、日本ピラーは売られている。  SQ(特別清算指数)算出後、上がれば上昇、下がれば調整という経験則からすると、先週末のオプションSQ値1万3974円を下回っているため、調整局面に入った可能性がある。大きなカギを握るのは市場のエネルギーだ。先週平均と先々週平均を比べると、東証1部出来高20億株はプラスだが、売買代金2兆4421億円はマイナス。本日の前場も概算で出来高7億3185万株、売買代金9092億円とやや低調だ。

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