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【株式・大引け】2日ぶり1万4000円台回復だが市場エネルギーは依然低調

 23日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は前日比33円74銭高の1万4012円20銭で引けた。原油・円高の一服や米国株高などを受けて、前日から100円以上値上がりした前場の流れを引き継げず、日経平均は午後に入って伸び悩み、結局は上げ幅を縮小して取引を終えた。ただ、終値ベースでは3日ぶりに1万4000円台を回復した。一方、TOPIXは同2.98ポイント安の1376.69と2日ぶり反落。東証1部の出来高は概算で21億9947万株、売買代金は2兆4616億円で、市場エネルギーは盛り上がりに欠けた。  昼のバスケット取引は「売り決め優勢」(国内証券)だったものの、日経平均先物6月物の買いと債券先物売りの進行も追い風となり、13時32分には同178円78銭高の1万4157円24銭まで値を上げた。  しかし、本日のアジア株がマチマチだったほか、午前中は円安方向に振れた円ドル相場も午後に入って、やや円高に揺り戻された。このため積極的に上値を追う展開には切り替わらず、大引けにかけて売り物におされる格好で上げ幅を縮小した。週末を控えた手じまい売りもみられた。最安値は寄り付き直後である9時6分の1万3925円38銭だった。  業種別では東証33業種中、値上がりが17業種。騰落率でみた値上がり率トップは保険、医薬品、水産、建設なども上昇率が高かった。「いずれもここ最近の過熱感の後退で買われた」(市場関係者)。一方、下落したのは16業種で、値下がり率トップは海運。高値警戒感から売りが優勢となった。卸売業、非鉄金属などの下落も目立った。  個別銘柄では、決算一巡で見直し買いが入った保険銘柄のうち、T&Dホールディングスや三井住友海上グループホールディングスなどが買われたほか、ランドビジネスがストップ高。カルソニックカンセイも22日に発表した中期経営計画が好評価を受けて、買いを集めた。  一方、海運株は商船三井や川崎汽船、乾汽船など主要株が軒並み安。テイクアンドギヴ・ニーズは業績悪化を理由に前場に続いて売りが優勢だった。  来週は米国株が26日メモリアルデーで休場。注目は日米の経済指標となりそうだ。米国では27日4月の新築住宅販売戸数が発表されるほか、28日に4月の耐久財受注、29日には1~3月期の実質GDP、30日には4月の個人所得・個人消費支出などが相次ぎ発表となる。日本では30日に発表となる消費者物価指数や鉱工業生産指数などに注目が集まる。

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