市場経済ニュース

【株式・大引け】SQ算出日で大商いだが大型株に集中。株価は一進一退ののち、引けは小幅高に

 13日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比85円13銭高の1万3973円73銭、TOPIXが同8.43ポイント高の1371.57で取引を終えた。株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日だったため、東証1部の出来高は概算で31億0899万株、売買代金は4兆0404億円と膨らんだが、SQの影響を除けば薄商い。大型株のトヨタ自動車、ホンダなど売買代金上位は100億円できた一方で、中・小型は売りが先行し、値上がり490銘柄に対し、値下がりは1152銘柄だった。  前日のNYダウの反発を受け、朝方の外国証券経由の売買動向(13社ベース)は差し引き320万株の買い越しだった。寄り付き前の大口成り行き注文は、売りが6億1930万株、買いが10億3120万株で差し引き4億1190万株の買い越し。寄り付きは122円高でスタートし、9時32分には153円高まで買われたが、その後は売り物に押される展開となり。先物の大口の売りに先導れる形で10時42分には前日比78円安の1万3810円まで突っ込んだ。その後は少し買い戻しが入って下げ渋り。前場は前日終値比22円31銭安で引けた。  昼のバスケット取引は、559億8400万円成立したが、やや売り決めが優勢。後場寄りの日経平均先物9月限り成り行き注文も売り820枚に対し買い490枚と330枚の売り越し。売り優勢を受け、後場の先物は1万3860円と20円安でスタートし1万3850円まで売られた。先物に先導される格好で現物も12時33分に41円安の1万3847円で推移。ドル安への方向転換に加え、軟調なアジア株を反映した形だが、1時12分、13分、18分、21分と小口の買い物が入った後、1時40分には大口の買い物が入ると日経平均は上げに転じた。1時41分、49分、56分、57分とまとまった買いが断続的に入ったことも下支えとなった。  業種別では、東証33業種のうち、14業種が値下がり。値上がりは19業種だった。原油高でパルプ・紙、海運が下落。一方、12日のLME(ロンドン金属取引所)ニッケル3カ月物が他の非鉄相場を大きく上回る大幅高となったことを受け、鉱業、非鉄が2.46%上昇。日本金属工業、大平洋金属、日本冶金工業などが買われた。保険も2.83%と高い伸びを示した。個別銘柄では、古河電工がエネルギー関連ということで見直されたほか、古河電池もリチウム電池関連で注目を集めた。チノーは燃料電池関連の出遅れ株とみなされて上昇。京都市が景観向上を理由に深夜営業を規制するとしたコンビニエンス関連は軒並み安。  日本水泳連盟が北京五輪の競泳代表選手に英スピード社の水着着用を解禁したことを受け、連日ストップ高となった同社の競泳水着「レーザー・レーサー」の国内代理店、ゴールドウインはいったん休憩。80円安でストップ安となった。日本水連の思いがけない方針転換で、材料不足相場の牽引役となったが、そろそろ息切れか。来週はG8(主要8カ国)財務相会合が行われるほか、リーマン・ブラザーズやモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスといった米国金融機関大手の決算が発表となる(16日~18日)ほか、5月の米国住宅着工件数など主要経済指標の発表が目白押し。商品先物指数が最高値を更新しているなかで株価は上値の重い展開が続きそうだが、来週は値動きの粗い展開もありえる。

ページトップ