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【株式・大引け】日経平均は54年ぶりの歴史的な11営業日続落

 3日の東京株式市場は続落。日経平均株価は前日比20円97銭安の1万3265円40銭と11営業日続落、TOPIXが同3.13ポイント安の1298.02と7営業日続落で取引を終えた。  日経平均の11営業日連続下落は、1954年4月28日~5月18日に15営業日連続下げて以来54年ぶりで歴代4位の記録。他の続落記録は55年前の1953年5月21日~6月3日の12営業日続落や59年前の1949年11月14日~29日の13営業日続落がある。いずれも半世紀以上前の出来事である。54年の15営業日続落は、朝鮮戦争特需が剥げた後の景気低迷が背景にあった。49年の13営業日続落のときは、ドッジ・ラインによる緊縮財政政策でデフレ不況に陥っていた。53年の12営業日続落は、旧ソビエト連邦共和国の歴史的指導者スターリンの死亡に端を発した世界的な株価下落だった。明日はこのスターリン記録に並ぶかどうかが、焦点となる。  東証1部の出来高は概算で22億3881万株、売買代金は2兆5334億円。日本時間3日夜に米国で発表される6月の非農業部門雇用統計やISM非製造業業況指数などの各種統計、同じく3日夜に開かれるECB(欧州中央銀行)理事会の利上げ決定などの指標発表やイベントを控えているために薄商いだった。  前日の米国株式市場でNYダウ平均は、1.5%の大幅値下がり。東京市場寄り付き前の外国系証券13社ベースの売買注文は2営業日ぶりとなる1560万株の売り越し。金額ベースでも大幅な売り越しと伝えられた。日経平均株価は前日終値1万3286円37銭に対して124円59銭安と大幅に下げて寄りついた。その後、ドルが買い戻されて1ドル=106円台を回復したことから、日経平均も急速に下げ渋り、前場は9円19銭安で引けた。  昼のバスケット取引は390億4100万円成立し、買い決めが優勢。後場寄りの日経平均先物の成り行き注文も売り360枚に買い770枚と410枚の買い越し。買い優勢を受けて後場の先物は1万3330円でスタートした。日経平均の現物の後場寄りも、いきなり33円21銭高で寄りついた。だがその後は一進一退。1時2分には43円85銭安まで突っ込んだが、その後もみ合いを続け、大引けは20円97銭安で引けた。  業種別では、東証33業種のうち18業種が値下がり。値上がりは15業種だった。不動産、その他製品、陸運が伸びた一方、ガラス、卸売りが大きく落ち込んだ。東証1部の値上がり銘柄数は541、値下がりは1077、変わらずは105。個別銘柄ではJR東日本などJR関連株がしっかり。割安感から百貨店株も高い。アク抜け感から買い戻しを誘いフルキャストがストップ高。サウジアラビアで原油処理設備の建設を受注したと発表した日揮もいい。石油掘削用にシームレスパイプ需要が増加するとの思惑から住友金属も引き続き順調だった。

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