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【株式・大引け】今晩の米国市場に対する懸念から反落。焦点は来週の四半期決算の動向に

 18日の東京株式市場は、日経平均が前日終値比84円25銭安の1万2803円70銭と3日ぶりに反落。TOPIXも11.22ポイント安の1252.43と反落した。  前日の米国株式市場は、JPモルガン・チェースの4~6月期の決算が減益ながら、市場予想を上回ったことと、ニューヨーク原油先物価格が1カ月ぶりに1バレル=130ドルを割り込んだことが好感され、NYダウは207.38ドル高の1万1446.66ドルと大幅に続伸。ナスダック総合指数も27.45ポイント高の2312.30と3日続伸していた。 日経平均も朝方には金融、不動産株や、為替が円安ドル高に振れていたことで輸出関連株を中心に買い戻しの動きから、ザラバで111円69銭高の1万2999円64銭まで値を上げたものの、1万3000円を突破するエネルギーには欠けた。米国市場で引け後に、サブプライム関連損失から46億ドルを超える最終赤字に陥ったメリルリンチをはじめ、マイクロソフト、IBM、グーグルなどが市場予想を下回る決算を発表し、GLOBEX(24時間金融先物取引システム)の米国株価指数先物が軟調に推移したことで、今晩の米国市場に反落懸念が強まったことも東京市場の上値を抑えた格好だ。 昼のバスケット取引はほぼ売買が均衡。が、先物にまとまった売りが続き、アジア株も総じて下げに転じると、日経平均はマイナス圏に沈んだ。14時過ぎには125円62銭安の1万2762円33銭まで売られたが、結局、心理的な節目である1万2800円は維持して引けた。  3連休前でもあり、東証1部の出来高概算は17億9377万株、売買代金は1兆9000億円と停滞。値下がり銘柄数は、全体の7割に及ぶ1210、値上がり銘柄数は390、変わらずは117だった。業種別では東証33業種のうち、値上がりはゴム、繊維、食料品、証券、化学の5業種のみ。鉱業、水産農林をはじめ28業種が値下がりとなった。  個別銘柄では、売られすぎ感の出ていたタクトホームや飯田産業に加え、NECトーキンなどの電池関連株が値を上げたが、その一方で業績予想を下方修正した千趣会が売られたほか、ヤマダ電機やホシデンも大きく値を下げ、三菱商事やトヨタ、ソニーなどの主力株が軒並み軟調に推移した。  米国市場に底入れ感が出るまでは不安定な展開が続く公算が高いが、来週からは、7月22日の信越化学やKDDIなどを皮切りに、国内企業の4~6月期決算発表が本格化する。日経平均はチャート上では3月安値から6月高値までの上昇に対し3分の2押した水準でモミ合いを続けており、市場では「テクニカル指標では売られすぎ感が強く、米国市場の反発、原油価格の反落に加え、決算発表でアク抜け感が出れば、6月高値を上限、足元の水準を下限とした三角保ち合いを形成しつつ、反発を探る展開も考えられる」(大手証券)と指摘する声が聞かれた。

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