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【株式・大引け】引け前に失速、日経平均は小幅3日続落で1万3000円割れ

 5日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比18円52銭安の1万2914円66銭、TOPIXが同0.54ポイント安の1247.71とともに小幅ながら3日続落となった。  方向感がないながら前場は値ごろ感、円安などから底堅く推移し、前引けは34円高と3日ぶり小幅反発。昼のバスケット商いが注目されたが、192億円成立するも売り買い均衡と伝えられ、後押しはかなわなかった。後場寄りは前引けを下回ったものの、先物に大口の買いが入ったのをきっかけに、値を上げて、一時は1万3000円台を回復した。ただ、米国のインフレ懸念、日本国内の企業業績悪化傾向、オプションSQ算出週は安値、というジンクスなど、上値を追う材料に乏しく、1万3000円近辺では戻り待ちの売りが増えてもみ合う展開となった。全体にFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明待ち、といった様子見気分が強く、インドを除くアジア株が軟調であることも影響し、引けにかけて失速した。東証1部の出来高は概算で21億7417万株、売買代金は2兆3836億円と市場エネルギーは低水準とは言わないまでも、いまひとつだった。  業種別では、原油価格低下を好感してパルプ紙、ゴム、オリックスとクレディセゾンの統合交渉報道からその他金融の上昇率が高く、これらを含む16業種が値上がりした。値下がり17業種では、水産農林の下落率が7.59%と断トツで鉄鋼、保険、鉱業が続いている。  個別銘柄では、前述のオリックスとクレディセゾンが統合交渉を歓迎され大幅高、クレディセゾン系の不動産ソリューション会社アトリウムが思惑からストップ高、提携がらみではセブン&アイHDとの業務提携交渉が明らかになったアインファーマシーズも大幅高となった。増額を発表したフジクラ、自己株買い表明のベルーナも上昇した。一方、減額を発表した大和システムはストップ安、同じく減額の荏原、イトーキが下げた。  始値と終値の幅が42円強と小さく商いが活発でないことから、しばらくは下向きの本日と同様の展開となる可能性がある。

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