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【株式・前引け】日経平均が一時1万円割れ、世界株安の連鎖続く

 7日の東京株式市場の前場は4営業日続落。日経平均株価は1万0148円46銭と前日比324円63銭の大幅安で引けた。一時は550円以上下げて1万円を割り込んだ。TOPIXは同26.92ポイント安の972.13だった。  前日の米国株市場は、NYダウ工業30種が前週末比369.88ドル安の9955.50ドルと4年ぶりに1万ドルを割り込んだ。ナスダック総合も同84.43ポイント安の1862.96と大幅安。米国の金融危機を背景に世界的な景気悪化懸念が広がる中、前日の日本・アジア・欧州市場で株価の大幅下落が連鎖し、全面安の展開となった。NY金先物は33ドル高の866.20、CRB商品指数は16.81ドル安の309.70、NY原油先物は6.07ドル安の87.81ドルだった。  これを受けた本日の東京市場は、朝方の外国証券経由売買動向が、12社ベースで売り注文4480万株、買い注文2650万株、差し引き1830万株の売り越し。  日経平均は1万0328円54銭と年初来安値となった前日終値を再び更新してスタート。9時前半には、先物に大口の売りが入り9時23分には9916.21円まで突っ込んだ。日経平均がザラバで1万円の大台を割るのは、2003年12月以来およそ4年10カ月ぶり。その後、先物に買いが断続的に入り値を戻したものの、反発力は弱く1万0100円台でのモミ合いとなった。為替はドル円が101~102円台、ユーロ円が137円台後半で推移している。  東証1部出来高は、概算で14億3273万株、売買代金は1兆1266億円だった。  業種別ではパルプ紙、保険、その他金融の3業種が上昇。一方、鉱業、石油石炭、輸送、水産農林、ガラス、海運、精密、電機などが4%を超す下落率となった。個別銘柄では東証1部の値上がり数は179銘柄、値下がりが1493銘柄、変わらずが28銘柄。また東証1部の年初来新高値銘柄は3、年初来新安値1188銘柄、上場来安値が352銘柄だった。  東証1部の個別銘柄で見ると、極東開発工業、NTT都市開発、フアークス、さが美、J-オイルミルズなどが値上がり率上位。一方、値下がり率上位にはアーネストワン、東北ミサワホーム、アーク、サクラダ、ゼクスなど。出来高上位では三菱UFJフィナンシャル・グループ、東レ、東急不動産、KDDIなどが上昇の一方、新日鐵、住友金属工業、三菱自動車、長谷工コーポレーション、神戸製鋼所、三菱重工業などが値を下げた。  PBRでみるとパナソニック、トヨタ自動車、ホンダなどは1.0倍台、ソニーは0.7倍前後と割安感が顕著になっている。ただし11月、12月決算をにらみ決算期末45日前にあたる10月15日、11月15日に向けてヘッジファンドの解約売りが今後も膨らむ事が予想されており、大型の国際優良株はとくに売り圧力が強まる可能性が指摘されている。当面は底値を探る動きとなりそうだ。

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