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【株式・前引け】12月入りで反落、前週末の“お化粧買い”の反動安の側面も

 1日午前の東京株式市場は反落。日経平均株価は前週末終値比166円44銭安の8345円83銭、TOPIXは同12.05ポイント安の822.77ポイントで終了した。東証1部の出来高は概算で6億9841万株、売買代金は5035億円と低調な商いが続いている。  前週末11月28日の米国株式市場は5営業日続伸。27日の感謝祭休場の前日までの好地合いを引き継ぐ展開となった。だが、本日の東京市場では取引開始前の外国証券経由の売買動向が売り1930万株、買い1220万株と差し引き710万株の売り越し(市場筋推定)。寄り付き後も処分売りや利益確定売りなどが先行する展開となった。「前週末の“お化粧買い”が剥がれた反動」(ばんせい山丸証券の廣重勝彦トレーディング本部長)との指摘もあった。  業種別では東証33業種のうち、30業種が値下がり。鉱業、不動産、輸送用機器などの下げが目立った。前週末に売り込まれた保険も高寄りした後、結局、値を崩した。個別には「2009年4月期連結営業利益が従来予想から一転して減益になる見通し」と一部で報じられた伊藤園が売られ、前週末に09年3月期業績の下方修正を発表したウシオ電機も値を下げた。  これに対して電気・ガス、情報・通信、水産・農林の3業種のみが値上がり。個別には「太陽電池パネルの保護用部材の生産を12月から開始」との一部報道を好感してリンテックが上昇した。  日経平均の日足チャートを見ると7月以降、25日移動平均線近辺まで値を戻しては跳ね返される展開が続いている。前週末には同平均線水準を上回って取引を終えたが、1日午後の相場で再び割り込んで終了するようだと、上値の重さがあらためて強く意識される可能性もありそうだ。

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