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【株式・前引け】小幅続伸だが、エネルギー乏しく上値重い展開

 4日の東京株式市場の前場は小幅続伸。前日の米国株が軒並み大幅続伸したことを好感して買い戻す動きが優勢となった。日経平均株価の前引けは前日終値比49円34銭高の8053円44銭、TOPIXは同0.77ポイント高の799.96だった。ただ、東証1部の出来高は概算で7億9161万株、売買代金も5823億円と、市場エネルギーは相変わらず乏しく、上値の重い展開となった。  前日の米国株市場が2日連続の大幅続伸となった流れを受けて、本日の東京市場は、日経平均が前日終値比26円高で寄り付き、9時17分には一時103円高まで駆け上がった。一方で、朝方の外国証券経由(12社ベース)の売買動向が、売り3310万株に対して、買いが1460万株と、差し引き1850万株の売り越しだったことに加え、円が一時、1ドル93円台前半、ユーロが118円台前半と円高傾向へふれたことで徐々に売りが優勢になった。日経平均が再び8000円を割る場面もあったが、前引けにかけて若干買い戻され、結局小幅高で引けた。  東証33業種別は、石油石炭、パルプ紙、鉱業など20業種が値上がった。新日本石油と新日鉱ホールディングスが09年秋をメドに経営統合との報道を受けて、資源株を買い探る動きやディフェンシブ関連も買われた。一方、ゴム、その他金融、不動産など13銘柄が下落した。  個別銘柄は、新日本石油の報道を背景に、出光興産や昭和シェル石油など石油関連株が高い。太平洋セメント、住友大阪セメントなど資源株にも買いが波及した。11月も売り上げが好調だったファーストリテイリングが大幅続伸、トレンドマイクロ、エーザイ、ヤマトホールディングスが上昇。一方、三洋電機の買収価格を引き上げたとの報道でパナソニック、三洋電機とも売りが先行。本田技研工業、ソフトバンク、ブリヂストン、ニコンも売られた。  後場はアジア株や為替動向、昼のバスケット取引動向に注目だ。ただ、テクニカル指標的には、日経平均の当面の上値のメドは8110円だが、前場では8107円まで上昇したものの、突破出来なかった。市場エネルギーの乏しさが続けば後場も上値が重い展開となりそう。また、日本時間今夜のECB(欧州中央銀行)定例理事会での利下げ観測があるほか、米国11月の雇用統計など、今夜以降に海外の重要経済指標も目白押しなため、活発な動きは限定的で「先物の動きに左右されやすい動きになるだろう」(市場関係者)との声が聞かれた。

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