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【株式・前引け】米国株の大幅安、円高進行を嫌気し5日ぶりに反落

 12日の東京株式市場前場は日経平均株価が5営業日ぶりに反落した。日経平均は前日終値比110円37銭安の8610円18銭、TOPIXも同6.06ポイント安の843.19で引けた。東証1部の出来高は概算で15億1947万株、売買代金は1兆2465億円と膨らんだが、これは株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出を迎えたため。SQは想定内とされ問題なく通過したしたが、算出に関連した現物株の成り行き注文は想定ほどは膨らまなかった。  前日の米国株式市場は優良株中心のNYダウ工業株30種平均が前日終値比196.33ドル安の8565.09ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数も同57.60ポイント安の1507.88と大きく落ちこんだ。ビッグスリーの救済法案の審議が難航していることや、金融機関のさらなる業績悪化が懸念され始めたためだ。ビッグスリーへのつなぎ融資を行う救済法案は下院こそ通過したものの、上院では共和党議員を中心に反対の声は強いため、審議の長期化が予想されている。朝方の外資系証券12社ベースの売買動向は売り2720万株、買い2650万株の差し引き70万株の売り越しとなった。  これらを受けた本日の東京株式市場は前日終値比で100円以上安く寄り付き、その後9時19分には300円安の8420円37銭まで突っ込んだ。米国景気への先行き不安からドルが全面安となった前日の海外マーケットの流れを引きつぎ、1ドル91円台半ばと大幅なドル安で推移している点が嫌気された。その後8500円前後で一進一退の攻防が続いたが、前引けに向けて尻上がりに戻して、下げ幅は縮小した。  東証33業種別の動向は、値上がりが9業種。鉱業(上昇率6.08%)、石油(3.99%)、その他金融(2.87%)等の上げが目立った。他方で値下がり率が大きいのは不動産、ゴム、倉庫、海運など。個別銘柄ではアイフル、SFCGなど金融関連の値上がり率上位につけた。  後場に向けてはアジア市場や為替動向に注目が集まる。

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