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【株式・前引け】円高嫌気だが下げ渋って小幅反落、市場エネルギーに乏しい展開続く

 16日の東京株式市場、前場は日経平均株価が前日比56円50銭安の8608円16銭、TOPIXは同11.86ポイントマイナスの835.07で引けた。日経平均は一時、同200円安近くまで突っ込んだが、引けに掛けて戻した。  寄り付き前の成り行き注文は売りが4490万株、買いが3740万株で差し引き750万株の売り越し。売り注文で目立ったのは三菱UFJ、アイフル、日産自動車。一方、ケネディクスなど新興不動産株に買いが集まった。外国証券売買動向(12社ベース)は1990万株の売りに対して880万株の買いと1010万株の3日売り越し。  本日の東京市場は売りに押される格好で、日経平均が前日比56円26銭安の8608円40銭で寄りついた。前日の米国株安や本日の米FOMC(連邦公開市場委員会)での利下げ観測に伴う円高定着に対する嫌気が売りにつながった。9時37分には8471円24銭まで突っ込んだが、その後は徐々に盛り返し、前引け直前の10時57分には8620円75銭をつけたが、結局は寄り付きの8608円台で引けた。  東証1部出来高は概算で9億4855万株、売買代金は6507億万円と、依然として市場エネルギーに乏しい状況が続いている。  33業種別では上昇は海運、情報のみで他の31業種が下落。海運はバルチック海運指数(BDI)が6日連続続伸したことで好感視されている。BDIの上昇は中国の中小鉄鋼メーカーが鉄鉱石輸出を再開したからで、15日のBDIは前日比39ポイントプラスの803。大型バラ積み船のケープサイズのスポット運賃は14日から15日の間に1479ドル上昇し9740ドルをつけている。  東証1部の値上がりは416銘柄、値下がりは1167銘柄、変わらずは124銘柄。値上がり率上位はアーネストワン、東栄住宅、太平洋海運、扶桑薬品工業、明治海運など。「日本電産がTOBを断念した」と報じられた東洋電機製造はストップ安。「統合交渉中」と報じられた森永乳業と森永製菓は周知徹底のために一時売買停止となったが、9時11分に売買が再開された。森永製菓は13円高、森永乳業は変わらず。  後場も為替の状況を睨みながらの展開になりそうだ。

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