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【株式・大発会】日経平均は米国株高を好感し約2カ月ぶりに終値で9000円台を回復

 2009年大発会を迎えた1月5日の東京株式市場は、日経平均株価が08年大納会終値比183円56銭高の9043円12銭、TOPIXが同16.67ポイント高の875.91と年をまたいで5営業日続伸で引けた。  年末年始の米国株式市場は、オバマ新政権の景気対策に対する期待感やGMなど自動車会社ビッグ3への公的支援、中東情勢への思惑などからNYダウ平均、ナスダック総合指数とも3営業日続伸した。2日のNYダウは前営業日比258.30ドル高の9034.69ドルと08年11月5日以来の9000ドル台を回復、ナスダックは55.18ポイント高の1632.21ポイントとなった。  これを受けた本日の東京株式市場は、寄り前の外国証券経由売買注文は売り1070万株、買い890万株と2営業日連続で売り越しとなったが、寄り付きから米国株市場の流れを好感した買いが先行した。為替はドル、ユーロに対して円安で推移したことも追い風となり、日経平均は一時、08年11月6日以来となる9127円38銭まで値を上げた。  東証1部の出来高概算は11億4659万株、売買代金は7727億円と市場エネルギーは乏しく、上値は利益確定売りに押されたが、終値は08年11月10日以来となる、約2カ月ぶりの9000円台に乗せた。東証1部の値上がり銘柄数は868、値下がり銘柄数は715、変わらずは102。業種別では東証33業種のうち非鉄、鉄鋼、卸売、銀行など22業種が値上がりとなり、電気ガス、小売、医薬品など8業種が値下がりとなった。保険は変わらずだった。  個別銘柄では次世代蓄電装置の量産化が報道されたFDKやアルバックなどが一時、ストップ高となったことに加え、資源関連や輸出関連を中心に主力株が買い戻された。その一方で紙パが原油高が嫌気されて売られたほか、薬品や小売などのディフェンシブ株が値を下げた。  5日続伸したことで指標面では過熱感が出始めている。市場エネルギーを伴ってくるか、についてが注目点だが、米国で5日に08年12月の新車販売、8日に主要小売業売上高、9日に雇用統計など重要な景気指標の発表が相次ぐ。当面はその動向や米国株、為替の動きをにらんだ神経質な展開が続く公算が高い。

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