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【株式・前引け】利益確定売りが先行、為替円高も重く、日経平均、TOPIXとも小幅反落

 12日の東京株式市場の前場は、前日の大幅高から一転、小幅反落となった。日経平均株価は前日終値比79円02銭安の7297円10銭、TOPIXも同15.93ポイント安の706.35で引けた。東証1部の出来高は概算で9億6815万株、売買代金は6429億円だった。  前日の米国株市場は、NYダウ平均が前日比3.91ドル高の6930.40ドル、ナスダック総合が同13.36ポイント高の1371.64ポイント、S&P500が同1.76ポイント高の721.36ポイントと、小幅ながら続伸。前々日の大幅高を受けた利益確定売りが上値を押さえる一方、米大手証券JPモルガン・チェースのダイモンCEOが「09年1、2月は黒字であった」と発言したことが好感され、金融株が下支えする格好となった。  ただ、本日朝方の外国証券の売買動向は、売り注文が2030万株に対し、買い注文が1620万株となり、差し引き410万株の売り越しとなった。これで21営業日連続の売り越しとなる。東京市場は、前日の大幅高の反動から、戻り待ちあるいは利益確定の売りが先行。寄り付きが前日終値比55円安の7320円でスタートした日経平均株価は、一時7345円まで戻したものの、為替が1ドル97円前後と円高傾向に傾いてきたことから、輸出関連銘柄などが重く、小幅安の中でもみ合いが続き、7297円10銭で前引けをむかえた。寄り付き前に内閣府が発表した08年10~12月期国内総生産(GDP)改定値は、速報値から若干上方修正したものの、材料視はされなかった模様。  東証業種別は33業種中、水産1業種のみが値上がり。保険、銀行、証券などの金融株を中心に利益確定売りに押される形で32業種が値下がりとなった。個別銘柄では、サウジアラビアで石油化学コンビナートを建設する、と報道された住友化学がしっかり。信用売り残の多い住石HDのほか、ソフトブレーンなどが上位に名を連ねた。一方、国内証券が格下げを発表したNTT、日立製作所によるTOBが終了した日立工機などの下げが目立った。  午後の取り引きは「為替動向とともに、アジア市場、特に香港ハンセンの行方に左右されるのではないか」(大手証券)と見られている。

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