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【株式・前引け】円安など受け3日続伸、日経平均は7800円台回復

 17日前場の東京株式市場は、為替の円安傾向などを受けて3日続伸となった。日経平均株価は前日終値比114円67銭高の7818円82銭、TOPIXは同10.90ポイント高の752.59だった。日経平均は同63円高の7767円で寄り付き、9時19分には同19円高、7723円まで上げ幅を縮小したが、その後は株価指数先物にまとまった買いが入り、前引けにかけてジリジリと値を上げている。東証1部概算の出来高は9億5433万株、売買代金は5739億円だった。  3日続伸の背景としては、まず前日の米国株市場は5日ぶりに小幅反落したものの、シカゴ市場の日経平均先物6月物の清算値が大証よりも130円高で引けたこと、この日の為替が対ドル、対ユーロともに円安傾向で推移したこと、さらに前日の欧州株も軒並み大幅高で引けたこと、などがある。前日の米国株は、NYダウ平均が前日比7.01ドル安の7216.97ドル、ハイテク株の多いナスダックは同27.48ポイント安の1404.02だった。また、東京市場の朝方の外国証券の売買注文は、売り1590万株に対し買い1370万株で220万株の売り越しだった。これで24営業日連続の売り越しとなった。  東証33業種別では、28業種が上げ、下げたのは倉庫、サービス、繊維など5業種だった。上昇率では、その他金融、不動産、保険、石油石炭などが大きかった。個別銘柄では、トヨタ自動車、ホクト、フルキャストホールディングス、アドバネクスなどが買われ、花王、ゼクス、日本写真印刷などの下げが目立った。  このところの東京株式上昇のより大きな背景としては、金融不安がやや後退していることや、追加景気対策への期待に加え、3月の年度末接近で株価が下がりにくい、との特殊事情もある。本日後場も引き続き為替やアジア株の動向がポイントになるが、こうした状況から底堅い動きが期待できそうだ。

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