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【株式・前引け】主力大型株が牽引し、ほぼ全面高の様相に

 2日前場の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値比251円58銭高の8603円49銭、TOPIXが同25.70ポイント高の819.52と2日続伸した。  前日の米国株式市場は、3月のADP(オートマチック・データ・プロセッシング)全米雇用統計が市場予想より悪化したことを受け、朝方は売りが先行したものの、3月のISM(米国サプライマネジメント協会)製造業景況指数が予想を上回って3カ月連続で前月比上昇したことで、景気悪化に歯止めがかかる、との期待から、景気敏感株を中心に買い戻しが入った。2月の住宅販売保留指数や3月の自動車販売台数などが市場予想を上回ったことも効き、NYダウ平均は前日比152.68ドル高の7761.60ドル、ナスダック総合指数は同23.01ポイント高の1551.60ポイントと2日続伸した。  これを受けた本日の朝方の外国証券11社ベースの売買注文は、売り2110万株、買い2520万株と小幅ながら2日続けて買い越した。東京市場は、日経平均が前日比101円82銭高の8453円73銭で寄り付いた後、ほぼ一本調子でジリジリと上げ幅を拡大し、ほぼ高値圏で引けた。今晩はECB(欧州中央銀行)理事会で利下げが予想されるが、為替の動きが小幅で落ち着いていたことも好感された。  東証1部の出来高概算は12億5136万株、売買代金は7162億円と若干回復。東証1部の値上がり銘柄数は1386、値下がり銘柄数は205、変わらずは103だった。業種別では輸送用機器、ゴム、証券を筆頭に東証33業種のすべてが値上がりとなり、ほぼ全面高の様相を呈した。  個別銘柄では売買代金で上位を占めたトヨタ、ホンダ、みずほ、三菱UFJ、ソニーがいずれも5%を超える上昇となったほか、台湾企業と提携して出資受け入れの検討に入ったエルピーダなどがストップ高まで買われた。その一方で業績予想を下方修正したハニーズや、足元上昇していたコニカミノルタなどが利食い売りに押された。  依然、3日の米国雇用統計発表や3月期決算企業の決算発表本格化を前に様子見気分は強い。市場エネルギーがどこまで回復するか、アジア株や為替はどう動くか、といった点が後場の注目点になる。

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